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外国語の通訳は、外国語を勉強しただけではだめで、高度な知識にも対応できるような教養を持っていなければなりません。ビジネスの通訳をするときには、ビジネスの知識がないと通訳できません。技術者の通訳をするときには、技術的な知識がないと通訳できません。

また、通訳を頼んでくるお客さんは、いろいろな職業の人がいるので、通訳を頼まれるたびに、その職業で使われる用語や知識を勉強する必要があります。建築関係の通訳を頼まれたら建築関係の用語や知識を勉強し、教育関係の通訳を頼まれたら教育関係の用語や知識を勉強するなどです。だから、通訳をするためには、勉強熱心で、調べ物が得意

であることが必要です。

その上で、通訳者の養成学校で英語通訳の勉強を開始するのは、

英検１級に受かるぐらいのレベルからです。英検１級と言っても、

ネイティブから見れば中学３年の国語のテストのようなものです。

日本の中学３年の国語のテストができれば、日本の新聞や雑誌を

読むことができて、義務教育終了程度の最低限の日本語能力が

身についたと言えるのと同じです。

英会話スクールに通って、もし２年後なら２年後に英検１級に受かるぐらいのレベルなら、通訳の勉強が始まるのは２年後ぐらいだと思って下さい。