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効果に疑問、やる意味がないガッカリ英語学習商法ワースト
2016年 11月 18日(金曜日) 00:00

では、最後にどんな英会話教材がいいのか考えてみよう。



プロゴルファーの石川遼が宣伝しているスピードラーニングだが、一体何がスピードなのか未だに不明なままになっている。なぜなら教材一式をすべて終了するのに計4年も必要だからだ。


軽い気持ちで電話やサイトのフォームからお試し版無料キットを申込むと数日後にCDやDVDセットが届くが、音を聞かずともパッケージを開封しただけで返品不可扱いになってしまうのだ。開封しても返品可能なのは、10日以内か、お試し版の無料キットを開封したときだけだ。本編を聞かないでどうやって良さがわかるのだろうか。


また、1年保証とは傷や破損など物理的なモノらしく、例えば、CDを再生中の傷や太陽の焼き込みなどで、故意による破損以外の時だけ対応するようなのだ。破損といわれてもCDやDVDというのはそんなに壊れるものではないだろう。


「聞くだけで英語が話せるようになる」とのうたい文句だが、あくまでも仕組みを理解した英語であることが大前提。聞いたことがないハンガリー語やアラビア語をいくら聞いてもそれだけでは習得できるないように、文法と単語力といった基礎を飛ばした学習法なのでCDで英語を聞いても頭には永遠に入らないのがスピードラーニングだ。


一方、ロゼッタストーンはスピードラーニングのような宣伝の派手さはないが、学習方法を考えてみると、早口で話すこと自体にはさほど大きな学習効果は期待できないことがわかる。


パソコン画面を見ながら、何度も同じ例文を早口で反復練習することで、反射的に英語が口から出るという触れ込みの高速反復メソッドだが、高速道路での運転練習が技術向上と必ずしも直結しないように、英語も基礎力が不可欠なのだ。


さらに、ネット通販で見慣れない英語教材を見かけたら、まずは商材名で検索してみるべきだ。「アフィリエイトで高収入」や「販売しやすい商材」などとしたアフィリエイト目的の親サイトが見つかったら要注意だ。専門家による監修がしっかりされておらず、単なる販売目的のみで制作されたテキストや音声の場合がほとんどだ。


世の中に溢れる英語教材には、良いものであっても、学習者のレベルに合っていなければ無駄になってしまうのだ。レベルや志向に合っていても、ダメ教材はやはり存在している。


しかし、セリフをすべて覚えてしまうくらい好きな映画の音声だけをひたすら聞く学習方法でもいいような気がする。好きな映画ならストーリーをすべて覚えているわけで、それが補助になって英語音声だけでも内容を把握することができるからだ。


いわゆるシャドーイングの要領で、映画の音声が始まると後を追って自分でも発声してみることだ。これらはスピードラーニングやロゼッタストーンのように高額なお金がかからない、それでいて効果が確実に上がる学習法だ。


また、アルクの通信講座についてだが、入門者向けのイングリッシュキングとコエダス、中級者向けのアドバンスといったレベルに合わせた教材がある。結局、語学を学ぶ王道は、基礎からきっちり積み上げて、何度もフレーズを繰り返し覚えて、応用フレーズも作って、やがて臨機応変なスピーキングができるようになる方法しかないのだろう。


非ネイティブが、大人になってから学ぶ英会話としてはそれが結局は近道なのではないだろうか。