英会話スクールのビジネスモデル② 10年後もまだまだ期待できる新型ビジネスモデル |
経営力で分析優良?ダメ!!英会話スクールの研究 | |||
2016年 4月 01日(金曜日) 00:00 | |||
10年後もまだまだ期待できる新型ビジネスモデルは、中規模の英会話スクール(Atlas・Gabaなど)でみられる。 ① CS 顧客セグメント 忙しいビジネスパーソンに特化したニッチ市場 ② VP 価値提案 夜9時までにも対応したマンツーマンレッスン いつでも端末からレッスン予約が可能なシステム 1対1の徹底したフォローとアドバイス ③ CH チャネル 口コミによる紹介マーケティング ソーシャルネットワーク(SNS)の活用 雑誌などへの英語学習コラム掲載 ④ CR 顧客との関係 顧客獲得 顧客維持 長期に及ぶ、講師と受講生の人間関係 スモール・コミュニティ形成 ⑤ RS 収益の流れ 月謝制(毎回払い制)の導入 個人ごとに作成したカリキュラムとテキスト販売 法人からの収入 ⑥ KR リソース 自社のスクールビル テナント内の自社教室 英語以外の語学力を持った外国人講師陣 商品開発にまつわる様々なリソース 自社による徹底した財務管理 ⑦ KA 主要活動 レッスンの企画・運営・管理 生徒管理業務 財務活動 マーケティング活動全般 ⑧ KP パートナー ITによるアウトソーシング 外国人講師発掘の世界ネットワーク ⑨ CS コスト構造 外国人講師への固定コスト 商品開発における変動コスト 生徒管理コスト 適正なマーケティングコスト 適正な運営コスト 最近の中堅・中規模スクールは、個人個人へのカスタマイズをした受講生利益優先というイメージで運営が行われている。より良いレッスンを!という方向から、より受講生利益のあるサービスを!という印象を感じざるを得ない。 英語学習は基本的に長期戦だから、そういう部分でどっしりと構えた、本物志向の英会話スクールには安心させられるからだろう。ただ、コストパフォーマンスでは現在、スカイプを利用したオンライン授業が勢いを見せているので、きっとそういう価格戦略には入っていかない方がいいだろう。 価格競争に巻き込まれては、大手スクールには勝てないし、企業のビジョンや方向性がブレるからだ。そういう意味で、より良い価値を提供し続ける企業として運営していく方がよりよい結果が出るだろう。
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