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大手英会話スクールは、パンフレットだけもらおうという甘い客は許さない
ジオス・Aeon元スタッフが経験した英会話スクール裏事情。
2009年 7月 11日(土曜日) 16:55

英会話スクールを訪ねてくる人の中で、英会話をどうしてもうまくなりたいと痛切に思っている人以外は、「パンフレットをいただけますか」と言ってぷらっとスクールに入ってきます。私たちは「待ち」の営業ですから、この機会を逃しません。言ってみれば、巣を張ってじっと獲物が来るのを待っている蜘蛛のようなもので、引っかかったお客さんは獲物ですから、じっくりと料理させてもらうことになります。

「こんにちは」

ここでいらっしゃいませ、といわないtころがミソです。本当はお客さんなのだから「いらっしゃいませ」というのが商売人の基本なのでしょうが、そこは一応学校のようなものなので、爽やかに「こんにちは」の方が受けがいいのです。これから、お金を絞りとるんだと内心思っていても、そんなことは微塵も出さない、つまり商売気は1ミリも出さない印象をお客さんに与えることが大切なのです。

「すみません。パンフレットをもらえませんか」

だいたいこう言いますね。まさか、英会話スクールが営業するとは思っていないでしょうから、パンフレットでも見て、スクールの内容を知り、授業料などを知った上で入学するかどうか決めましょう、というのがごく普通の感覚ではないでしょうか。

ところが、そんなことをしていたら、冷やかしや、動機のはっきりしないお客さんは二度と現れないことが多いのです。そこで、私たちの営業が必要になります。

もし世の中に英会話スクールがうちだけしかなかったら、パンフレットだけで商売できるでしょう。しかも場合によっては、定員をオーバーしているからと断ることもあるのではないでしょうか。

ところが現実は、巷には英会話スクールが氾濫し、完全な買い手市場になっていますから、生徒の取り合いになっているのです。そこで、私たち営業がしのぎを削って一人でも多くの生徒を獲得しなければならないのです。

話を元に戻すと、パンフレットをくださいと言って訪れたお客さんをまずカウンターもしくは、営業のスペースまで連れていき、座らせます。そこで、アンケート用紙に記入してもらいます。そのアンケート用紙には、英会話お習いたいと思った動機とか、これまで英会話を習ったことがるかどうかとか、住所、職業、学歴などごく普通の英会話にまつわる質問事項と個人の情報を知る目的の内容が書いてあり、それを記入してもらってから、本格的な営業をするのですが、その内容はまた後で詳しく書くとして、実はアンケート用紙に記入させるまでにも一悶着あるということをお話ししましょう。

あらかじめ、うちのスクールに入ろうと思っていたり、しっかりした動機があって英会話を習おう、そのためにいろいろなスクールを見て決めようという人は、アンケート用紙にもすんなり記入してもらえることが多いのですが、はっきりとした動機もなく、漠然とやってきた人とか、「俺は客だ」と威張る態度でやってきたおやじなんかは、アンケート用紙を書いてくださいと言うし、

「今時間がないんです」

「パンフレットをもらいに来ただけなのに、そんな手間のかかることをやらせるなんて失礼だ」と怒り出したりするのです。

こんなとき、

「アンケート用紙に記入してもらう決まりになっていますから」なんて、役所の窓口のようなことを言ったら、上司からぶっとばされますし、お客さんもすぐに帰ってしまいます。「どういうきっかけで英語を話れるようになりたいとお思いになったとか、そういうことをお聞きして、あなたにベストな英語学習できる環境をご提案せせていただきます。それにアンケートはうちに入学されることを前提にしているわけではありませんからご安心ください」

などと言って相手の警戒心を解かなければならないのです。

とにかく、一度うちのスクールを訪問したら、あの手この手で引き留め、何とか入学させるというのが、大手英会話スクールの営業手段だということをご理解していただけたでしょうか。