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廃業した英会話スクールの生徒を引き受けるワケ
ジオス・Aeon元スタッフが経験した英会話スクール裏事情。
2009年 7月 11日(土曜日) 16:28

2007年の冬、最大手の英会話スクールNOVAが潰れました。このスクールはうちともかなりの地域で競合していましたから、うちにとってはとってもうれしいことなのですが、潰れてしまうということは一方で、英会話スクール全体のイメージをダウンさせることにもつながります。それというのも、ほとんどの英会話スクールというのは、前金制度なので、スクールを閉鎖することはすなわち生徒は多大な被害をこうむるいうことになるのです。

問題はそのことです。つまり、潰れた英会話スクールは、会社を潰すことを社員が全然知らなかった、もしくはマネージャーは知っていて、平社員は知らなかったということなのです。社員が知らないということは、平常通りの営業をしていたのですから、入学してすぐの人とか、入学してお金は支払ったものの、まだレッスンは一度も受けていなかったような人もいるわけです。

これは一種の詐欺のようなものですが、会社が潰されることを知らなかった社員には罪はないでしょう。給料が下がらなかった場合は会社の財政が悪い中、とり過ぎたと思いますが。困るのは生徒たちです。潰れた日、スクールのドアには、閉鎖しましたという張り紙がしてあったのです。わたしのスクールはすぐそばだったので、いつものスクールの前を通って通勤していましたから、異変はすぐに分かりました。以前から危ないのではないかという極秘情報が業界には流れていましたから、わたしはついに来たかという感じでした。

「どうしたのですか」

「まいりましたよ。潰れちゃいまして。わたしもレッスン料がまだ半分残っていますからね。どうしたらいいですかね」

「それは大変ですね。マネージャーに相談してみますけど、よかったらうちに来て下さい。相談しましょう」

実はNOVAが危ないという情報が流れたとき、本部からNOVAの生徒を編入させるという指令が来ていたのです。その際には、入学金の免除と、レッスン料はNOVAの残りレッスン料をその残りのレッスンはそのまま生かし(完全ではなく80%くらいでしょうか)レッスンを受けさせる、ただし、残るレッスンが終わってもうちで継続することを口頭で約束させるようにもっていく、などの条件があったのです。

「ええ、いいですよ。レッスン料がパーになるよりずっといいですし、第一おたくに入るかあそこにしようか迷ったくらいですから願ってもないことですよ。ありがとうございました。最初からおたくにしておけばよかった」

潰れたNOVAに通っていたサラリーマン氏はこう言って涙を流さんばかりに喜びました。

でもそんな人ばかりじゃありません。なかには相当ひねくれた人もいて、

「なんであなたのところに行かなくてはならないのですか。恩着せがましく言って、要するに我々NOVAに通っていた生徒を拾って儲けようって魂胆じゃないですか。もういいですよ。大手の英会話スクールにはこりごりです」

と悪態をついて帰っていく人もいました。もっとも、その人の言うことは当たっていて、親切顔をして言っていますが、本音は彼の言う通り、たいした営業もせずに、継続の生徒を獲得できるというメリットが我々にはあるからです。それともう一つは、英会話スクールが倒産すると、他のスクールも実は危ないのではないかといいう報道が出て、大きなイメージダウンが起こることがあるからです。そういう悪い噂を断ち切るためにも、閉鎖した英会話スクールを救済することには意義があるという本部の判断だったのでしょう。