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大手英会話スクールのレベルチェックで文句を言う生徒 |
ジオス・Aeon元スタッフが経験した英会話スクール裏事情。 | |||
2010年 7月 30日(金曜日) 12:00 | |||
営業していて困るのは、お金のことを言われたり、インストラクターの質を聞かれたりすることではなく、実はレベルチェックで文句を言われることなのです。 レベルチェックとは、その人がどんなレベルの英語力を持っているかということを調べるものですが、自分はこれだけの実力があると思いこんでいる人が、その思い込んでいる実力より低く評価されると逆上することがあるのです。 英会話スクールにとってこのレベルチェックは重要です。その人はどんなクラスに入れて、どれくらいの期間レッスンをすればその人が目標としているレベルにまで達することが出来るか、プランニングしなければならない、重要な資料になります。 ただ、その人の英語力といっても、TOEICやTOEFLと違って、公式な判断基準というものがありません。 判定基準がないなら、スクール独自の厳密なテストをすればいいということになるでしょうが、それではあまりにも堅苦しすぎ、スクールに通おうという人が激減します。 あくまでも、客に不愉快な思いをさせないで、適当なコースのクラスに入れて、レッスン料金を気持ち良くお支払いいただく、というのが最重要なことなのです。 「僕はそんなレベルなんですか。おかしいんじゃないですか。納得出来ないですね。低いレベルからレッスンしたんじゃ時間とお金の無駄ですから、おたくに入学するのを考えさせていただきます」と言って帰ってしまう人がいたのです。こういうことを言う人は、初心者ではなく、ある程度英語に自信を持っている人ですけど…。 もし、レベルチェックで不満を抱き、帰ってしまった人がわたしの担当する客であったら、とたんに本部から呼び出しを受けて、怒られることはま違いありません。 そうならないために、もしレベルチェックでごねる客が現れたら、 「それではあなたの希望するクラスに入れることにします」 と即座に言うことに決めています。変にもめて、入学させることが出来ないよりましですから。 その結果、自分のレベルと合わなくてレッスンについていけなくてもそれは自分の責任ですから、こちらは知ったことではありません。
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