ジオス・Aeon元スタッフが経験した英会話スクール裏事情。
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2010年 7月 16日(金曜日) 12:00 |
うちのスクールでは、クラス制を採用しています。週に2回で、だいたい1年間のコースが主ですが、その際、一番重要なのが同じインストラクターに習っているということではないかとうちでは考えていますので、途中でクラスを替わることは、よほどの事がない限り許していません。
特別な事とは、勤務の関係でどうしてもその日に通えなくなったとか、働いている人の場合は仕方なく認めているのですが、その際でもかなりしつこく状況を聞いて、本当に来れないのか、もっとうまく時間を使えば通えるのではないかというようなことを話し合い、出来れば替わるのを避けるようにしているのです。
なかには、インストラクターが気に食わないから替わりたいという人や、同じクラスに嫌な人がいるからとか、くだらない理由でクラス変更を申し出る人もいるものですから、そなことまでいちいちクラス替えをしていてはこちらの運営が滅茶苦茶になってしまうからです。 そういうこちらの理由があるにもかかわらず、クラス替えに応じないと、解約したい、さもないと消費者センターに駆け込むとか脅してくる生徒もいて、とても骨が折れます。
「だって嫌な先生じゃ、やる気をなくすじゃありませんか。そういう先生の要望にこたえるのが英会話スクールのサービスでしょ」 「でもあなたみたいな個人的理由だけでクラス替えを行っていたら、クラスの編成が崩れてレッスンができなくなります。継続的な指導、その人に合ったレベルとスピードでレッスンしていくのがうちの教育方針ですから」
「そんなこと言ったって、生徒のやる気をなくすようではだめじゃないか。生徒の要望に沿うシステムじゃなければ、英会話スクールなんか何の存在価値もない」 と話しあっても平行線のままです。こういう相手には、思い切ってクラスを替えてやるか、やめられるのを覚悟のうえ絶対に妥協しないかのどちらかしかありません。
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