大手英会話スクールには、あまりにもいい加減な生徒が多い |
ジオス・Aeon元スタッフが経験した英会話スクール裏事情。 | |||
2009年 12月 18日(金曜日) 12:00 | |||
英会話スクールばかりが悪の巣窟のように報道しているマスコミもありますが、生徒側にも多少の問題はあると思います。 最初は、 「どうしても来年TOEIC(英語能力テスト)やTOEFL(アメリカなどの大学に留学するための語学テスト)で良い成績を取って良い大学に行きたいんです」 なんて格好いいとこを言っていた生徒が急に来なくなり、突然解約したいと申し込んできたことがありました。 「あんなに留学したがっていたのにどうしたんですか」 と素朴に聞くと、とんでもないことをしゃべり出したのです。 「実は彼氏ができたの。すっごく好きになってしまって、もう留学なんかどうでもよくなったの」 これには開いた口が塞がりませんでした。そこで、 「そんな理由では解約に応じられない」と突っぱねたところ、案の定、父親と一緒に来て、 「契約書には解約に応じると書いてあるじゃないか。どういうことだ」 「そうじゃないんですよ。お父様。娘さんが、彼氏が出来たから留学をやめるというので、そんなことで留学をしないのは本人のためにならないと思って、そう言ったまでであって、もちろん解約には応じますよ。でもそれでいいんですか、お父様は」 「そんなことはこっちの勝手だろう。確かに娘はどうしようもないかもしれないけど、どうしても行かないというものを、無理矢理行かせるわけにもいかないだろう」 この親にして、この娘ありです。本当にどうしようもない親子でした。 わたしは仕方なく解約に応じて、既定の解約料をしっかり取らせてもらいました。 このような人は極端ですが、つまらない理由でスクールに通うのが嫌になったからといって解約する人も少ないのです。 どうせ途中でやめるくらいだったら最初からやらなければいいのにと思うのですが、いい加減な人というのは気持ちにムラがあるのですね。 そのときは確かにやる気はあった。でも、すぐに飽きてしまう、ちょっと自分の気に入らないことがあると我慢できない、そういう人たちが実はとても多いのです。そういう人はわたしたちが必死になって、もう一度やる気を出せられるように努力するのですが、なかには、家にも棒にもひっかからない人もいます。 そういう人は、習い事がむかないんだろうなぁ、と諦めることにしているのです。
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