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英語が話せても自分の存在価値はあがらない
2012年 5月 03日(木曜日) 00:00

10年前に大学を卒業した私は、現在外資系インターネット広告代理店部門で働いている。私が内定をもらった際に、本採用の条件として、TOEICで700点以上を取るよう命じられていた。

しかし、英語はわざわざ勉強する必要はないと思ったので、私はTOEICは最低ラインでクリアすればいいとしていた。私の会社では入社してすぐに英語の学力テストを受けさせて、高得点を取った社員を1年目から留学させるという制度があった。同期の多くは、留学を目指して高得点を狙ったようだ。楽天の三木谷社長のように会社のお金で留学して、英語がペラペラになって戻ってきたらすぐに他の会社に転職するなど、目的もそれぞれあったようだ。

当時の私は「留学なんかしたくない」と考えていた。私にとって英語を勉強して留学するなど、時間と金の無駄遣いと思っていたからである。留学したところで、英語が話せるようになるだけで一番仕事を覚えられる時期に、英語を勉強するためだけに仕事から離れるなど考えられなかったのである。

そういうわけで、入社して3年くらいで私は英語ができなくて困ったのだ。インドのシステムエンジニア向けの交渉を担当していたが、海外からのかかってくる電話も、仕様の説明もすべて英語である。

10年もすれば英語をペラペラに話せるようになることを私は知っていた。社内で毎日のように英語を聞かされて、10年経っても話せないということなどあり得ない。

私の場合、留学をするより、近くのマンツーマンレッスン専門校で週1回レッスンを受けて、家でも週1回は必ず字幕なしで映画を観ていた。インド人とソフトのシステム仕様の交渉をする人間は日本に数百人しかいないが、英語を話せる人は山ほどいる。どちらが自分にとっての存在価値があるのか、考えてみるまでもないだろう。

それでもマイナーな言語を勉強するほうがまだ存在価値になる。韓国語や中国語など、話す人がほとんどいない言語なら、それを強みにできるのだ。大勢が学ぶ言語は特技にはならないが、マイナー言語なら通訳や翻訳の仕事が舞い込む確立が高くなる。誰もやらないことこそ、成功の芽が隠れているのはビジネスパーソンならわかるはずだ。