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ワンマン元社長ぼうぜん…NOVA猿橋被告に実刑判決
首都圏・東京 - 首都圏・東京エリアのNOVA
2009年 8月 28日(金曜日) 20:40

英会話学校「NOVA」を巡る社員積立金横領事件で、大阪地裁は26日、元社長・猿橋望被告(57)を懲役3年6月の実刑とした。「潰れるのを免れる目的で、積立金を会社のために使っただけ」「有罪としても、個人的な利得はない」。被告側は公判で、無罪や執行猶予付きの判決を求めていただけに、この日の実刑判決に、業界最大手の英会話学校を一代で築いたワンマン経営者は、ぼうぜんと聞き入るだけだった。

 午後1時30分、猿橋被告は紺のスーツ姿で出廷。主文言い渡しの瞬間は身じろぎしなかったが、樋口裕晃裁判長に着席を促されると力が抜けたように証言台のいすに座り、閉廷まで視線は下を向いたままだった。

 6月の被告人質問では、「破たんを避けるには(社員の互助組織の)社友会の金を使うしかなかった。会社再建に全力を挙げていた」とNOVAを守るためだったことを強調。交通の便がいい場所に教室を構え、知名度を上げた「駅前留学」については「高額な海外留学に匹敵する教室を安く提供したかった」と胸を張った。

 しかし、公判では、猿橋被告のワンマンぶりが次々と明らかになった。共犯とされた元経理課長の女性(起訴猶予)は、業績が低迷していた2004年頃、猿橋被告が社内会議で「破たんすると大勢の前で謝ることになる。俺は嫌だ。君らの責任だ」とどなったと証言。元人事管理課長の女性も「社員は給与が未払いなのに、役員報酬をもらい続けた」と厳しく非難した。

 猿橋被告は、所有不動産が、個人保証したNOVAの借金返済などで競売にかけられて資産がほとんどなくなり、最近では生活費にも窮しているという。判決後、猿橋被告の弁護人は「個人資産の提供を認めながら、量刑理由で有利な状況として触れておらず、納得できない」と憤った。

 NOVAの事業は、名古屋市の学習塾経営会社「ジー・エデュケーション」が承継し、現在、NOVAの名前で448教室が開かれている。受講生は約7万3700人で、破たん時の約30万人の2割にとどまっている。

 傍聴した元受講生の女性(41)(神戸市)は「実刑は当然。猿橋被告は身勝手な行為が受講生の夢を奪った事実を真摯(しんし)に受け止め、罪を償ってほしい」と話した。

 元社員の女性(27)(大阪市)は「流用は会社の私物化や経営失敗の一端を示すのに、『会社を守るため』と主張した猿橋被告を腹立たしく思っていた。積立金は未払い給与の支払いに充てるべきだった」と語った。

読売オンラインからの引用