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自己主張できなければ語学力の意味はゼロ
ほんとにあった!失敗しない英会話スクール選び
2014年 11月 10日(月曜日) 00:00

外交やビジネス、あるいは研究発表の場などでしっかりと自分の意見を述べられるか。これも、グローバル化時代の日本人に求められる大きなファクターであることは、すでに触れた通りです。

日本市場の拡大成長によって、日本市場に参入してくるメーカーも増えています。ごく最近も、アメリカのアウトドア製品のメーカーが本格的な日本市場参入を果たし、記者会見を開くということがありました。

記者会見の席でアメリカ側が発表を行い、その後、「質問を」と会場に振ったところ、会場からの質問者はたった二人。アメリカ側の関係者は、ヨーロッパ市場などに参入した場合は論争を思わせるほど質問が乱れ飛ぶのに、と日本側の反応の乏しさにびっくりしていました。はじめはこの反応の乏しさから、製品に対する関心が低いのかと案じていたようですが、製品のほうは飛ぶような売れ行きだったので、二度びっくりという具合でした。

しかし、これからは、日本人も国際舞台でもっと積極的に、堂々と意思表示ができるようにならなければなりません。最近、外資系企業では、トップの経営ピジヨンを末端の日本人社員に浸透させる橋渡し役として、コミュニケーション・コンサルタントをおいているところが増えています。

そうしたコミュニケーション・コンサルタントとして活躍している甲賀美智子さんによれば、「ビジネスの世界では、英語が流暢にしゃべれるかどうかは二の次の問題なんですね。コミュニケーションにおいて、語学力自体が占めるのはむしろほんの数%にすぎまぜん。それよりも、声の出し方、ジェスチャ―、自の配り方などのほうが大きなウエイトを占めるといってもよいくらいです」ということだが、甲賀さんはその上で

「なにより大切なのは、強い自己主張ができるか、どうかです。英語の上達と同時進行で、その人の姿勢やキャラクターを鍛えあげなければ、せっかく身につけた英語力も発揮できません」と断言しています。

中国人やアラブ人など、かなりお国なまりの強い英語で、ネイティブを相手に丁々発止の議論を展開している光景をよくみかけます。いいよどむことなく話し続けているので、いかにも流暢な英語使いに聞こえることがありますが、よくよく聞いてみると、語学力的には大したことがない場合のほうが多いものです。

彼らは自分の哲学をしっかりもっており、しかも、出るところに出て、しっかりと主張することの重要性をたたきこまれているわけです。発展途上国の中には、ビジョン・イングリッシュといって、未来形も過去形もない、つまり文法的にはメチャクチャに近い英語を堂々と使っているところもあります。しかし、こうした誤った英語であっても、なんとか自分のいいたいことはちゃんと伝えてしまい、ついには自分の言い分を通してしまう説得力は備えているのです。