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英語は習うより慣れろという旧NOVAと現在の新NOVAの間違った主観
ほんとにあった!失敗しない英会話スクール選び
2014年 10月 27日(月曜日) 00:00

海外生活を体験した人がもうひとつ実感してくることは、逆説的なようですが、英会話ができなくても、なんとかなる、なんとか意思を通じ合わせることができる、というたしかな自信がつくということではないでしょうか。

英会話圏でない国(英会話圏の場合は、英語が義務教育課程に組み込まれているため、誰だってABCなどごく基礎的な知識はある。早い話、イエスとノーぐらいは誰でもいえる)、たとえばアラブやタイのように、文字さえなじみのない国にポンと放り出されてしまったとしても、人はなんとか自分の意思を必死で表現しようとするものです。ボディランゲージや表情、目配りや雰囲気などで、うれしいのか、怒っているのか、悲しいのか。

なんとか思いが通じ合い、そこからコミュニケーションが始まっていきます。たがいに通じ合いたいという気持ちがあれば、なんとか通じ合う道が開けていく。こうしたコミユニケーションの原点を体験してくることも、海外体験のもたらす大きな意義でしょう。

昔のNOVAは、圏内にあってもそうした体験ができる場をつくろうと思いたち、フリーカンバ―セーション・サロン「VOICE」というサービスを開設していました。いつでも受講生に開放しチケット一枚で、何時間いてもよいし、何回出たり入ったりしてもよいシステムになっていたのです。

「VOICE」は教室ではなく、サロン式の部屋に常時ネイティブスピーカーが交代で待機しており、受講生はいつでも気軽にここを訪れ、なんでも好きな話題を自由な英語でしゃべることができるシステム。カタコトでもボディランゲージでもOKでした。とにかく外国人と少しでも多く、少しでも長くコミュニケーションの機会をもち、英語によるコミユニケーションに慣れることに力点がおかれていました。慣れていくうちに、しだいに英語力も高まっていくと皆が思っていたわけです。

今から25年前、アメリカに留学したばかりの日本人高校生が、泥棒と間違えられて射殺されてしまうという事件がありました。高校生は、ハロウィンの日に友だちの家のパーティーに招かれたのですが、家を間違えてしまったのです。間違えられた家の人は、見知らぬ外国人が庭に入ってきたので、「フリーズ」(動くな)と戸をかけます。ところが、この高校生は「フリーズ」という言葉を知らず、かまわず家に近づいていった。

凶悪な窃盗事件が頻発していたこともあり、その家の人は銃を構え、ついに高校生に向けて、発砲してしまったというのが、事件の概要でした。「フリーズ」は比較的新しい言葉です。この高校生は、新しい英語を知らなかったばかりに命を落とすことになってしまったのです。

このようにして、英語をシャワーのように浴びてとにかく英語に慣れる。これが当時のNOVAの、駅前留学発想から生まれたシステムなのです。「VOICE」では、まだ英会話らしい英会話ができない人でもそこに参加しているだけで、英語によるコミュニケーションの雰囲気を肌で吸収することができますし、文法を気にせず、いわゆるブロークンでしゃべることもOK。カタコトはカタコトなりのコミユニケーションの方法を身につければよい。これも一昔前の国際人養成法のひとつの考え方となっています。

ちなみに、NOVAは学校内で日本語を使うことも禁じられていませんでした。「外国生活をしたことのある人なら経験があるでしょうが、外国人は外国人で、日本語や日本に多大な興味を抱いているものです。彼らはしばしば、日本語ではどういうのかとか、日本人ならどう考えるのか、と攻守ところを替えて聞いてきます。『VOICE』でたどたどしい日本語会話を交わしているネイティブスピーカーと生徒をみかけることもありましたが、今振り返ってみると、上達した生徒は実感があまりなかったように思います。

ほかにもNOVAでは、ディスカッション、ミーティング、バイリンガルアワー、洋画ビデオを英語で鑑賞するなど楽しいイベントを次々と計画しては実行しています。生徒と講師は同年代であることも多く、自由な雰囲気のレッスンや「VOICE」を通じて個人的な友情に発展することもまれではなく、レッスンで知り合った同士が誘い合わせてパーティーを開くこともしばしばありました。