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一億総バイリンガルというメディアリテラシー
ほんとにあった!失敗しない英会話スクール選び
2014年 7月 29日(火曜日) 00:00

英語を勉強中の人なら誰もが、もともと世界の言葉が共通だったら、どんなにか重宝だろうと思っているはずです。


旧約聖書の「創世記」の第11章にある「バベルの塔」の話をご存じですか?人間はかつて、自らがつくり上げた文明に酔い、ついにさまざまな民が集まって、天に達する煉瓦塔を建設しようとしたのです。煉瓦をひとつまたひとつと積み上げて、その塔はしだいに天に届くばかりになっていきました。神は、天上は神の世界であり、人はここに立ち入ってはならぬ、と何回となく警告を発します。ところがすっかり増長した人類はなお、天上を目指して塔を築き続けたのです。

ついに激怒した神はこの塔を突き崩し、以後は、人々が力を合わせて共同作業ができないようにしようと言葉をバラバラに乱してしまいました。それから、人類はたがいに意思疎通ができなくなり、力を合わせて事を成すことができなくなってしまったわけです。

インターネット時代とは、世界中で情報を共有し、いかにも人類総和の発展と繁栄を目指すシステムのように聞こえそうですが、実際は、21世紀の世界の指導権をいかに握る熾烈な戦いであるという側面ももっています。

私は、英語を使いこなせる国民になることは、この熾烈な戦いに参加する最低限の資格だと考えています。今後、どの国がリーダーシップを握ろうと、英語が世界の公用語であり続けることになるでしょう。

そうした傾向を早くから看破し、淡路島ほどの国土で独立国として生き残っていくためには、「国際的な情報市場」として、あるいは物流や交通の国際的な中継地となるという目標を定め、その第一歩として、国語を英語に切り換えてしまった国があります。その国とは、「シンガポール」です。

シンガポールでは、21世紀には国民一人あたりGNP世界一をめざして国づくりを精力的に進めており、そのために立国の目標を情報産業においています。その第一段階として、すでに20年前に公用語を英語に切り替えてしまったのです。

シンガポールの人口の70%は中国系。つまり中国語が日常的に使われていたのですが、教育現場、ビジネス現場などで使われる言葉を英語に統一するという政策を思いきって断行したため、現在では21世紀を支える若い世代は、完璧なバイリンガルになっています。

こうして、シンガポールはいまや、「わが国は英語圏です」といえるようになり、英語圏の仲間入りも果してしまったのです。