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英語はスポーツと一緒(スキルと知識の違い)なのです
2015年 3月 13日(金曜日) 00:00

私の教室に通ってくださっている生徒さんの親御さんに、私は常々こうお伝えしています。「英語はスポーツと一緒です!」と。

少し説明をしましょう。英語習得には4つのスキル(聞く・話す・読む・書く)と3つの知識(文法・発音・単語力)が必要だと分かりました。

知識とは、サッカーに例えて言えば、ボールをまっすぐ蹴るための方法だとします。ボールをまっすぐ蹴るためには、軸足をボールのどこに置き、どのように足を振り上げ、そして足のどの部分でボールのどの部分をけるかを知らなければなりません。これがないのに適当に蹴るスキルを練習しても、上手になりません。あくまでも知識を身に付けたうえで、蹴る練習をするのです。しかしながら、いきなり蹴ったからと言って、すぐに知識通りにまっすぐ飛ぶことはありません。何度も何度も、繰り返して練習をする必要があります。蹴るのが嫌になるくらい練習して、初めてまっすぐ飛ぶようになります。

これは他のどのようなスポーツでも一緒ではないでしょうか。野球でも、バスケットボールでも、バレーボールでも、ハンドボールでも、または空手や柔道、剣道のような格闘技だとしても。

知識がないままスキルをいくら磨こうとしても上手にはならないですし、知識だけあってもスキルを磨かなないと体が思うように動かないでしょう。英語でも同じなのです。知識を身に付け、その知識をスキルとして使う。


例えば単語を覚えたら、それを聞いて何の単語のことを言っているのかを理解する。またはその単語を言ってみる。その単語が書かれてあったら、読んでみる。または、自分のノートに書いてみる。それぞれ一度やっただけではできません。

apple はりんごだという知識を入れたとしても、ネイティブの人が発音したときにそれを聞いて apple =りんごと認識できるか。りんごと言いたい時に apple と言えるか。「apple」と書いてある時、りんごだと分かるか。または綴りを間違えなく書けるか。


スキルは使えば使うほど磨かれます。野球でも、投げれば投げるほど上手に投げられるようになるのと一緒です。何がスキルで、何が知識かが分かれば、学習方法も分かるので非常に効果的に英語を学ぶことができます。


また、先ほども書きましたが、本当に英語を覚えようとした時、子供たちに大きな負荷が掛ります。あなたが中学・高校で学んだこと以上のものを学ぼうというのですから、負荷が掛らない方がおかしいのです。そうすると、スポーツと同じように、必ず「壁」にぶつかります。スポーツも、練習しても練習してしても上達しない時があります。

同じように、英語にも一生懸命勉強しても成長しているように感じられない時があるのです。本気で覚えようと思えば思うほど、壁に必ずぶつかっていしますのです。


この時、スポーツであれば分かりやすいので、親としてきっと子供たちを励まし、前に立ち向かわせようとするでしょう。英語も同じだと考えてください。壁にぶつかった時、そこから逃げるように導いてはいけません。スポーツと同じようにその辛い状況を乗り越えていくことを教えてください。逃げることを覚えた子供は、将来大人になって辛いことが起こると、逃げるようになります。

辛いことを努力で乗り越えることを覚えた子供は、将来辛いことが起こってもどうやって乗り越えればいいかを知っています。


もう一度言います。英語はスポーツと一緒なのです。決して、困難な状況が向かってきたとしても、そこから逃げることを教えないでください。「その難局は、自分がより一段と成長するためのとっても大事な過程なんだ」と心を尽くして教えてください。英語学習はその過程でスポーツと同じように、難しい状況に立ち向かう知恵と勇気を教えてくれます。

だから、英語を学んでいる子供は、スポーツと同じように人生で大事なことを学んでいるのです。そのことを親であるあなたが十分に理解して、サポートしてあげると子供たちは最大限の結果を出してくれるでしょう。


まじめな話が続いたので、ここで1つ笑い話を。私の知り合いが、カナダに出張に行きました。 彼は、カナダの支所に訪れ、仕事をした後にカフェでコーヒーでも飲んでくつろぎたいと思い、その近くのおしゃれなカフェに入りました。そこで彼は、「コーヒー、プリーズ」と注文しました。もちろんカタカナ英語です。

それを聞いたウェイターは目を大きく開き、こう聞き返しました。「コーク?」それを聞いた彼は、「ノーノー、コーヒー!」と言います。「コーク?」「コーヒー」のようなやり取りをした後、彼は「 OK.」と言いました。そして出てきたのは。


やはり、「コカコーラ」でした。


英語でコーヒーは coffee です。 f の発音は上の歯で下の唇を軽く噛み、フィと発音します。空気が擦れたような音がするのが特徴で、この音を聞き取り、英語圏の人は f と認識します。

しかしながら、日本語の「コーヒー」にはこの f の発音がないのです。だから、このウェイターの方はまさか彼がコーヒーを注文しているなんて思いもよらなかったのです。そこで、大いに迷った挙句、コーヒーに近い発音のコーク(コカコーラ)を持ってきてしまったのです。

これがカフェの注文だったから良かったものの、もっと重要なやり取りでの行き違いだとしたら、考えるだけでもぞっとします。


日本ではよく「発音は気にしなくてもいい」という人がいるのですが、これは間違いですきちんと相手と誤解なくコミュニケーションをしたいのであれば、発音は重要です。そして、将来使うために英語を勉強させたいとあなたが願っているのであれば、発音はとても重要だと理解してください。


非英語圏で生まれた子供が発音を学ぶ時にアメリカで活用されているのが Phonics です。Phonics とは、アルファベット1つ1つにある「音」を学ぶことを言います。

多民族国家であるアメリカでは幼稚園の時に子供たちに Phonics を学ばせます。アメリカにいると誰でも英語が話せるように思ってしまいがちですが、それまで各家庭で育ち、英語が母国語ではない家庭で育った子供たちは、英語を話すことができないこともあります。そういった子供たちに英語を教えていくのに最初に学ばさせているのが Phonics です


発音記号を使って英語の音を教えようとする人もいますが、はっきりいって時間の無駄です。英単語の綴りの他に発音記号を覚えないといけないからです。 Phonics で十分代用ができるのに、無駄なものを覚えるのに子供たちの力を使わせる必要はありません。覚えることはたくさんあります。子供たちの脳はもっと有用なことに使わせるべきだと思います。