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コロナ危機が与えた英会話スクール経営への影響
コロナ時代の英会話スクール選び
2021年 7月 20日(火曜日) 00:00

7月5日、クロスウェブは「社会人の習い事」に関するアンケート調査結果を発表しました。調査は、全国の男女500名を対象に、2021年7月1~2日の期間でインターネットにより実施。社会人に人気の習い事や始めたきっかけ、1カ月にかける費用やコロナ禍の影響など、社会人の習い事事情を調査しました。



「社会人の習い事」人気ランキング! 3位は「スポーツ系」と「音楽系」、2位は英会話など「語学系」、1位は?
https://news.yahoo.co.jp/articles/500134a709b93bebe4c2000f33f2cee067d2f00a


◆コロナ禍でも「習い事は続けたい」という社会人が約8割



コロナ禍で習い事もオンラインレッスンが増えている中、教室まで通っている人は361人。オンラインを選択している人の倍以上でした。今後、コロナ禍でも「習い事は続けたい」という人が約8割を占めました。



コロナ禍であっても、社会人の習い事に対する意識にはあまり影響を与えていないことがうかがえる結果となりました。



これからの英会話スクール経営についてですが、コロナ禍でどのスクールも現状に少なからず不安を持たれています。英会話スクールを探してる人も、コロナ前とはどう違うのか、どのように選べばいいのかを知りたいと思っています。



新型コロナウイルスが英会話スクール経営に与えた影響を考えると、まず2020年に休会者数が増加したことが挙げられます。教室を閉鎖してオンラインに移行させても最大50%が休会したとされています。



また、2020年の新規の入学者数が2019年と比較して最大90%も減少し、今年2020年も現在までほとんど変わっていない状況にあります。当然、売上高が大幅に減少しているので、需要が伸びているオンラインレッスンに切り替えることは当たり前のことです。



ただし、こども向け英会話教室に限られており、保護者の50%以上がズームでのグループレッスンを希望しています。このように、新型コロナウイルスが与えた影響は非常に大きいことがわかります。



特に、大手英会話スクールの稼働効率が高いビジネスモデルであるグループレッスン(3名以上)は、根底から否定されるようになりつつあります。実際に、講師を含め4人以上が集まるレッスンは感染防止のため今までのようにはいかなくなりました。



コロナ禍で英会話スクールに通う人たちは、趣味よりもビジネスでの必要性が高く、日本人スタッフや外国人講師に管理されるよりも自主性を重んじる傾向があることが見えてきました。



さらに、大手のような規模の大きいスクールよりも地元に1校しかない中小規模のスクールが好まれ始めています。この1年で強く感じたことをまとめましたが、何となスクール運営をすることは危険です。


各スクールは、今こそ自社の強みを明確化し、損益分岐点の検証と経営の柔軟性をはかる必要があります。今後、ますます消費者の財布のひもはより固く締められるので、英会話以外のことを教えていくことです。



最近、親がこどもに何となく教室に通わせていた、本人も何となく通っていたことに気づいているので、生徒数がいきなり激減することが増えています。需要が減少すれば競争が激化するので、選ばれるスクールになるためにはリニューアルをするしかなくなります。