英語プレゼンの考え方と早期英語教育について |
2022年度版 コロナ後の英会話スクール探し - 2022年度版 コロナ後の英会話スクール探し | |||
作者: Administrator | |||
2021年 9月 14日(火曜日) 00:00 | |||
世界で最も英語が苦手な日本人は、英語と聞くだけで嫌悪感を感じる人も多いようです。日本企業の経営者が、公の場で英語のプレゼンを行うことはほとんどなく、ビジネス英語の必要性は変わっていません。 日本を代表するIT企業のソフトバンクの株価が少しずつ下がり始めています。孫正義社長のプレゼン内容は専門用語が多いですが、説明はわかりやすいのが特徴です。2019年まで、欧米の主要メディアは孫社長を評価していましたが、コロナ危機が始まると手のひら返しを始めました。 ソフトバンクG株急騰、日経平均に出遅れ感ー中国リスクで上値限界も 私は、英語学習の一環として孫社長のプレゼン内容を書き起こしたことがあります。英語を母国語としないビジネスマンが、最低限必要な英単語は約1500語と言われてます。また、8割近い単語が中学英語であり、簡単な言い回しを使っています。 孫さん自身も言っているように、孫さんの英語は日本人でも理解しやすいと思います。孫さんの英語はグロービッシュであり、インターナショナル・イングリッシュとして世界中のビジネスマンから認知されています。 話している内容は難しい表現がほとんどなく、専門用語もスライドを使っているので理解しやすくなっています。しかし、顧客や消費者、株主を納得させるため、世界的な大型買収を仕掛けてきたソフトバンクは厳しい経営状況にあります。 私は、企業の英語研修のプレゼン方法を教えてきましたが、日本人のプレゼンはもう20年近く進歩が見られていません。基本的に、棒読するだけで海外の人々からは不満の声が出るレベルです。 日本人は、英語力以前にプレゼン資料の内容が整理されていないことが多く、聞いている人々も退屈なように感じています。日本市場は、海外の人達から見ると異質であり、理解するのに時間がかかります。 だから、プレゼンに膨大な情報を入れてしまうと、さらに頭を混乱させてしまいます。しかも、スライドを棒読みするだけなら、配布資料を見た方が早いと思っています。 英語で効果的なプレゼンをする際に、まずは内容を日本語で整理して自分が伝えたいメッセージを入れ、相手にどのようなメリットがあるのかを簡単に説明することが大切です。 例えば、製品の「ビフォー」と「アフター」の両方を画像や動画で見せることで、外国人からの評価は上がると思います。日本のことを知らないため、以前の商品やサービスのことをイメージできなかったことはよくあることです。 伝えたいことはシンプルにまとめ、シンプルな英語で伝えていくことが成功のカギになるということです。コロナ後は、堰を切ったように多くの外国企業や外国人が日本に押し寄せてくると考えられます。 「中学入試で英語」是か非か 必須化予定校や教育系YouTuberに聞いて考えた 文科省が、小学校5年生から始めている英語教育を3年生へと前倒ししたことについて、日本人の多くが早くから英語に慣れておくことに賛成しているようです。しかし、教育方法や指導レベルが変わらないと意味がないと思います。 特に、読み書きの英語ではなく、コミュニケーション重視の英語を学ぶ必要があります。英語を話せない日本人英語教師を排除し、英語ネイティブの発音を聞かせることが求められていると思います。 まずは、母国語の日本語をしっかり学ぶことが先決ですが、英語の発音も早くから身につけさせ、社会人になっても困らないようにする必要があります。
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