機械翻訳の答えが正しいかどうかを判断できるのは、英語力が高い人だけ |
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作者: Administrator | |||
2021年 6月 08日(火曜日) 00:00 | |||
「グーグル翻訳」や「ポケトーク」などの機械翻訳では、信じられないようなミスが起きることがあります。 新型コロナウイルスの情報を提供する厚生労働省では、ホームページ内の各言語で自動翻訳による誤訳が相次ぎ、機械任せの対応に日本国民だけでなく、日本在住の外国人からも批判が集まっています。 厚労省HP、新型肺炎の外国語情報で誤訳多発 「手洗い重要」が「トイレ重要」 つまり、機械翻訳は天気予報のようなもので、外れることがあってもそれを含めて信用して使うしかありません。しかし、外れるリスクをどこまで許容するかですが、厚労省のように誰も責任を終えないのであれば使ってはいけません。 このように、コミュニケーションの目的や各自の業務内容によって変わるので、誤訳によって外交交渉が失敗したり、商談が決裂する可能性が出てきます。AIではなく、「高度なアルゴリズム」ではいつまで経っても解決できないと思います。 機械翻訳の答えが正しいかどうかを判断できるのは人間だけであり、間違いを修正できる英語力がないまま、機械にすべてを任せるのはあまりにもリスクが高すぎます。 茂木敏充外務大臣略歴 実際に、日本の外務大臣はアメリカの大学卒業者が多く、大企業のトップもアメリカの大学院でMBAを取得しているケースがほとんどです。機械翻訳を使いこなせるだけの英語力を備えた普通の日本人は少ないと思います。 文部科学省が、日本の英語教育をコミュニケーション重視と発表してから約30年が経ちましたが、英会話スクールに通っている者以外、誰も英語を話せない状況は何も変わっていません。 また、英会話を話せるようになったところで日常生活レベルがやっとで、高校や大学によっては英語の授業を英語で教えるようになり、文法学習や和訳などの学習方法が悪者扱いされています。 「日本で働くから英語は要らない…」これからノーチャンスになる人の根本的勘違い 決まったフレーズを繰り返すだけの英会話など、いくら練習したところで英語力全体を向上させることはできないのが辛いところです。 できるだけ早く機械翻訳の間違いに気づき、正しく修正できるためには文法と語彙の知識がどうしても必要で、特に読む力が不可欠です。
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