英文法だけでなく、話のレベルを上げる練習方法 |
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作者: Administrator | |||
2019年 6月 25日(火曜日) 00:00 | |||
今、日本企業にも海外赴任を控えた社員のための社内研修があります。特に、商社やメーカーではグローバルでビジネス展開をするために、参加者は渡航前にひたすら英語を話すことになります。 例えば、テーマが出されてすぐに10分程度の英語スピーチをチーム内で助け合って行うというものがあります。とは言え、最初は準備時間がないと何も話せないわけですが、その準備時間を少しずつ減らしながら考えてもらい、披露していきます。 海外赴任を間近に控えた社員というのは、危機感があるものですがその分、学習効果が高いとされています。実際に、現地に赴任した瞬間に現地の言葉で即興のスピーチをさせられたり、会食をする機会があるわけです。 そのほとんどが英語ということですが、海外駐在が当たり前の商社やメーカーとはいえ、TOEIC600レベルしかない社員も多くいるようです。だからこそ、研修の目的としては、英語スピーチをどこでもすぐにできるようなスキルを習得すると同時に、英語への自信をつけることです。 例えば、赴任先や訪問先での自己紹介であれば、目的となるのは好印象を相手に与えることになります。また、相手を褒めることも必要ですが、当たり前のことを伝えたところで相手の印象には残らない可能性があります。 つまらない人物=つまらない会社、と受け止められたからこそ、いつでもどこでも本気で考え、モノを話すことが求められているというわけです。そのためには事前に準備することが最も重要であることは明らかです。 商社やメーカーなどの研修では、まず話の目的を決め、物語としてシナリオをはめ込んでいきます。その場合、もはや言い回しなどを考える余裕はないはずです。なぜなら、文法や単語にこだわりすぎると話の内容がお粗末になる傾向があるからです。 それでも自分の英語として責任をもって話す必要があるため、相手に響くように実体験に基づいた話になります。そもそも日本で営業マンをやっているのなら、それが日本語から英語になっただけのことです。 これまで磨いてきたプレゼンやネゴシなど、ビジネススキルを活かしたまま、英語でもスピーキングを磨いていくというわけです。ところが、英語でのスピーチや会話に苦手意識を持つ方は多く、TOEIC800点レベルでも難しいと言われています。 だからこそ、一部の英会話スクールでは、英語とスピーキングを組み合わせたような英語研修をお行い始めつつあります。 日本語ではそれほど必要のないスピーキング技術ですが、それを英語にしながら話の中身も磨いていくことで、社会の英語最適化を図っていくというわけです。 いずれにしても、その英語の言い回しが間違っているのか、文法が正しいかどうかではなく、重要なのは話の内容にストーリー性がきちんと入っているかどうかということです。
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