フィリピンへの語学留学の実態について(2)韓国人留学生たちと英語で議論 |
2019年 2月 26日(火曜日) 00:00 | |||
海外留学にチャレンジしてみたいけれど、英会話経験が乏しく不安な人にとって、実は短期間で効果的に英会話が身につく方法があります。 まずは、英語で話す行為自体の壁を壊すことが最初の第一歩であるわけです。つまり、英語を学ぶことを意識する以前に英語で考える頭にする必要があるということです。すると、上達段階にいても感覚的にスムーズに理解できるようになります。 その一つとして、短期留学であっても英語力が飛躍的に伸びる人がいます。その理由として、現地でリスニング力と英語経験値を効率よく学ぶというものがあります。特に、フィリピン留学ではそれがスタンダードになっているようです。 一般的に、語学学校では「読み」「書く」「聞く」「話す」という基礎英語を総合的に学ぶコースがあります。また、日本人と韓国人向けにTOEICなど試験対策に特化したコースもあり、初心者であれば、まずは英語の会話量を増やすことからです。 結局、会話を通すことで英語力というのは総合的にアップさせていくしかありません。その中で、フィリピンの語学学校では1日最長で12時間という集中プログラムがあります。1週間で最長60時間という英語漬けの日々を送れることができます。 スピーキング、リスニング、リーディング、ライティング、文法、語彙の6つのレベルチェックの結果、グループレッスンのレベル分けがあり、日本人の多くはリーディングと語彙力は中級ですが、スピーキング力は初級、リスニングはさらに超初級と評価される場合があります。 木曜日か金曜日は、学生同士でテーマを決めて課外授業が行われます。しかし、真面目に出席する人は少なく、ひどい時は教師1名と学生1名のマンツーマンになったこともありました。 また、日本人と韓国人学生が多い時は、12月に起きたレーダー照射事件について話し合いました。グループレッスンは先生から与えられたテーマに沿ってディスカッションという形で行われ、留学生は韓国人が圧倒的に多いのが気になりました。 さらに、マンツーマンレッスンは個室で行われ、1コマ50分で、基本的には教科書に沿った内容でした。しかし、時には興味のある話題を取り上げてもらうこともありました。マンツーマンレッスンに逃げ場はなく、嫌でも英語を話せなければいけませんでした。 いずれにせよ、私たち日本人が、高校や大学までの英語教育で学んだ文法が、現地の授業でも大いに役に立ったことは事実で、文法の知識が少ない留学生はかなり苦労しているように見えました。 つまり、英語レベルと個人の要望に沿って教科書と授業内容が決まるため、このような個人の要望に合わせた指導はマンツーマンレッスンならではの特権とも言えそうです。自分の伸ばしたい能力が文法なのか、それとも会話なのかといった要望を具体的に聞いてくれることから、教科書もそれに沿ったものを購入しました。 授業の進め方や扱う話題なども、マンツーマンなので希望に合わせてくれるのを考えると、一人一人留学先での授業内容は違いことがわかります。私の場合、苦手とする会話力の強化に重点を置いた授業をお願いしました。
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