スカイプによる自宅学習、オンライン英会話の落とし穴③ 「続けるには意思の強さが大事」 |
2018年 12月 04日(火曜日) 00:00 | |||
前回、9校の無料体験レッスンを受けて気になったことをまとめていきたいと思います。 まず、驚いたのがレッスンを受けるまでの手軽さでした。無料会員登録やレッスン予約もスマートフォンからでき、時間を問わずこちらの予定に合わせて気軽にレッスンを申し込めるということです。 「街にあるスクールに通うのが面倒」、「グループレッスンの時間帯が合わない」など、これまで大手の英会話スクールに感じていた不満がパソコンやスマホ一つでできることで、全て解消されていると思いました。 レッスン内容として、継続的にスキルアップできるものから、目的別に学んでいくものまで、それぞれオンライン英会話スクールごとに考え方が異なります。どこで始めたらいいのか悩み方は、まず無料体験レッスンを受けてみて選ぶことをお勧めします。 講師のレベルについては、英語ネイティブと非ネイティブ(フィリピン人など)の間には特別な資格の差があるわけではありませんが、好きな講師を選べるので何度かレッスンを受けて、自分に合った講師を選んでいきたいところです。 しかし、英語を母国語としない講師が英語を教えるためにESL(第二言語学習法)という教育があり、アメリカかイギリス、オーストラリアなどではこの科目をを習得せずに英語を教えることができない場合もあります。 フィリピン人講師のほとんどがESLを習得していないのが普通です。しかし、英語圏から来たネイティブが聞いても流暢な英語を話す非ネイティブ講師が多いのも事実です。レッスン時間も自由で、内容も自分で選択する必要があり、意外と自己管理が必要なのがオンライン英会話というわけです。 予習復習を徹底し、レッスンに臨むことが重要で、計画的にレッスンを受けないと25分のレッスンなどあっという間に終わってしまいます。英語をきちんと習得するにはレッスンだけでは不可能というのが私の感想です。 数校だけのサービスですが、初回限定で自分の英語スキルを可視化してもらえるレベルチェックがあります。いくつかの質問を英語で答えるだけですので気をもむ必要はありません。レベルがわかれば、話すスピードも調整してもらえるので安心ではあります。 その他にも、過去の旅行経験や共通の趣味など、1つのテーマでお互いに質疑応答を繰り返しながら会話を楽しむレッスンもありました。英語で伝いたいけれどわからない単語が確認できたり、英文を構成する力を養えるのがフリートークです。 さらに、教材の英文を読み上げ、発音を正し、意味を理解しているかを確認するレッスンもあります。定型文を読むのはつまらないものですが、正しい文法を確実に習得できそうな気がしました。教材の内容は各校で異なります。 最後に、オンライン英会話の無料体験レッスンを複数校受けてみて感じたデメリットしては、大手英会話スクールのようなグループレッスンではなく、マンツーマンレッスンということで、より一層自分の意思が大事になってくるということです。 レッスン時間も短めなところが多いことで、予習と復習は当然、その他のリスニングなども併せて勉強する必要がありそうです。
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