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集客形態で比較 プロの目で英会話スクールを徹底比較③ GABA・COCO塾のビジネスモデル
英会話・語学スクールの選び方 決定版
2014年 12月 27日(土曜日) 23:38

GABA・COCO塾ビジネスモデル(スタッフへのコミッション(成果報酬制)とカリキュラム)



■GABA/COCO塾(ニチイ学館)のビジネスモデルは、集客というよりは営業に強いのが特徴です。

プレゼンテーターの知識と発言、理論がしっかりとしており、入会者に大きな共感を持たせることができます。プレゼンテーターの学歴が他のスクールよりも低めの特徴があります。

当然こういった精度の高いプレゼンテーションを行おうと思えば、高いレベルの教育が必要となります。このアプローチを採用しているスクールは教育(特に営業)に力を入れ、少数の精鋭を育て上げます。教育の分野には、営業から専門用語、英会話に対する内容なども含まれますが、これに加えてモチベーションアップのための研修などを取り入れるところもあります。


■2009年にニチイ学館に買収されたGABAの特徴はリラックスできる環境でのマンツーマンレッスン・メソッド、そしてCOCO塾は、介護大手のニチイ学館の得意技でもある医療英語に特化したレッスンなど、スタッフ教育の後ろに、確実なスクールの色が見え隠れします。

それぞれのスクールのビジネスモデルを確立することで、営業のバックアップをし、独自の営業スタイルで集客を行います。宣伝広告費に莫大な投資を行わず、人件費のみのコストによって最大の成果を得るのです。

 これはサービスや理論構築に対する集客と営業が結びつくことによって、宣伝と集客に説得力のある、高い効果のスタイルを築いているといっていいと思います。現在の集客スタイルの王道だとも言えるでしょう。


■人を使う営業方法の最も完成された形は、コミッション(成果報酬制)の人材を抱え、成功報酬にすることにより、売上がない場合は人件費がゼロ、売上が上がれば報酬は一定額という前提がつくので、経営上も収支計算、損益計算が非常に出しやすく、早い決断の経営が実行できます。

経営スタイルとマーケティングが密接にかかわるという、経営面のメリットも見逃すことができません。もちろんこのためには優秀な人材を何人も抱えておくことが必要で、一朝一夕に確立することは難しいものです。

この方法を実行するには根気強い教育が必要です。教育した人材の、経営上の使い方は別のノウハウが必要ですが、まず力を注いでいく分野であることは確実です。