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大手英会話スクールに勤務して言いたいこと |
ジオス・Aeon元スタッフが経験した英会話スクール裏事情。 | |
2010年 10月 15日(金曜日) 12:00 | |
NOVAが倒産して、英会話スクールのブームが去り、スクール間の生き残り競争も日増しに激化しています。ですが、英語を習いたいという人は右肩上がりに増えているのです。この不況下にあって、英語がしゃべれるということは就職にも有利ですから、若い人に限らず、中年の人も英会話を習いたい人が増えてきています。 そうしたなかで、大手の英会話スクールの現状はこのままではいけない、もっと良いスクールでなければ、多くの人たちに迷惑をかけてしまうと思ったのでコラムを書いています。 英会話は何もスクールに通わなくても勉強できます。これが究極の結論ですが、英会話スクールがあってもそれはそれでいいと思います。なかには本当にすばらしい経営をされている英会話スクールもありますから。 しかし、今の大手の英会話スクールはあまりに商売に走り過ぎています。もう少し、生徒の身になった英会話スクール運営を心がけなければ、いずれすべての大手スクールが姿を消すでしょう。ジオス、イーオン、NOVA、ベルリッツ、ECC、GABAが大手と呼ばれていますが、すでに多くの教室の撤退が進んでいます。全国に800校あった教室数が2年後に300校になっているわけですからこれは時間の問題であります。 これまで、これだけ外国語のスクールが多い国も、世界に類を見ないでしょう。いくら日本人が、お稽古ごとが好きだからといって、あまりにも数がすぎましたし、やり方もいびつです。 しかし、大手の英会話スクールの一社員であるわたしがどう頑張ってみても、この現状は変わらないでしょう。中堅の新興スクールには期待はあります。 わたしは、自分のことだけを考えて、これからも英会話スクールの営業に励むしかないのかも知れません。これだけの不況なのですから……。
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