レッスン料が高い大手英会話スクール、ものを売り付ける大手スクール |
ジオス・Aeon元スタッフが経験した英会話スクール裏事情。 | |||
2009年 11月 27日(金曜日) 12:00 | |||
英会話スクールが、これほど繁栄したのは、ひとつにはレッスン料が安いということがあると思うのです。 特に大手のスクールでは、時間の単価がそれまでの英会話スクールとは比較にならないくらい安いのです。特に予約制のスクールでは、最大生徒4人に一人のインストラクターのレッスン料が最低で40分2000円というコースがあるところもあります。 マンツーマンタイプではこれ以上の60分3000円というのもありますがこれは大手では絶対真似できません。 この安さと、宣伝効果によって大きく成長した英会話スクールだと思うのですが、わたしが許せないのは、そういう安いスクールの宣伝とかで生徒数を増やした業界なのに、自分のところだけレッスン料を高くして、他のスクールの悪口(例えばインストラクターの質が悪いとか、予約が取りにくいとか)を言って、安かろうのスクールより、自分のところのスクールは、インストラクターの質が最高であるとか、設備が整っているとかという嘘をついて営業しているところがあることです。 例えば、Bという大手スクールは、完全に3人の少人数グループレッスンを売りにしていますが、しかもグループレッスンでありながら、予約変更も可能、というシステムを採用しています。ところがここのレッスン料がひたすら高いのです。40分あたり5000円ですから、うちの約2倍もするのです。 ところがインストラクターの質はうちと対して変わらず、予約を変更すると、キャンセルとして1回分のレッスン料を取られるなど、かなりいい加減なことをしていて、生徒の評判が悪いのです。 もう一つの大手スクールNでは、最初の入学金とか教材費とかが他と比べてかなり安い、そこで安心していると、辞書とか教材DVDとか訳のわからないものを買わされる。それがまたはんぱじゃなく高いて、何十万もするものなのです。 だいたいうちなんかも教材は売っていますが、そんなものはビデオとかを合わせてもせいぜい7~8万円(これでも高いほう)だというのに、まったくボロい商売をしているといえますが、そういう商売が出来るのも、うちらのような大手のスクールがテレビや雑誌(けいことまなぶ、ホットペッパーなど)などで宣伝して、英会話スクールというものの存在感を上げ、イメージアップさせたからだと思うのです。 そういう悪辣な商売をしているところはほとんど宣伝費を使わず、人の尻馬に乗って、荒稼ぎをしているのです。
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