ストーカーになった大手英会話スクールの生徒 |
ジオス・Aeon元スタッフが経験した英会話スクール裏事情。 | |||
2009年 11月 03日(火曜日) 12:00 | |||
前回のコラムにて、とらえどころのない男性がストーカーになりやすいのではないかと書きましたが。思い出すことがありました。 わたしが、英会話スクールに勤務してすぐの頃に、わたしのいたブランチの女性社員が、ある男性の生徒からストーカー行為をされて悩み、退職していったことがあったのです。その男は、26歳の普通のサラリーマンでしたが、どこかネクラで、気味が悪く、誰も近づきたくないようなタイプの男性でした。ストーカー行為をされたのは、26歳になる転職して2年目の女性で、感じがおとなしく、お嬢様タイプのきれいな人でした。彼女はその男を入学させた担当者だったのですが、どういうことで男が彼女に惚れこんでいったのか詳しいことは分かりませんが、彼女の方は身に覚えがないといっていましたから、あまりにも一方的な思いだったのでしょう。 彼女がストーカー被害にあっていることは、先輩から聞いたのですが、何でも、男性が入学してきてすぐ、レッスンがない日でも彼女あてに電話がかかってくるようになったそうです。それはしつこいデートの誘いだったのですが、断り続ける彼女を今度はスクールの前で帰りを待ち受けるようになりました。そこまで来ると彼女ひとりではとても対応できず、社員が付き添うようにして帰ったそうです。ところがそれでも男性はあきらめません。同僚が離れるまでじっと身を隠し、いなくなってから姿を現し、デートをしてくれと迫ったりするのだそうです。 彼女のことを心配したマネージャーは、本部に相談したそうですが、本部の反応は部外者ならともかく、生徒である以上、その生徒に対しどうにかするわけにもいかない、出来るだけ彼女に対応を任せるようにという冷たいものだったといいます。そこでマネージャーも、これ以上彼女が勤めていたら、危ない事件でも起こしかねないと判断し、彼女に自主退職するように勧めたそうです。彼女の方も、すっかり怖くなっていましたから、すぐに退職したそうです。
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