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大手英会話スクールに来る男性に女の武器を最大限に発揮する
ジオス・Aeon元スタッフが経験した英会話スクール裏事情。
2009年 8月 14日(金曜日) 12:00

英会話スクールは、女の社員でもっていると書きましたが、生徒も半分は女性です。ですから、女の武器を使う機会は多いものです。その対象は主にオヤジとか、あまり女性と付き合ったことのないような男性に限られますが、彼らはお金を持っていますので、最大限の金額を引き出すことができるのです。

わたしたちのスクールでは、一応制服があります。その制服の胸のボタンをはずすとか、スカートのすそを出来るだけ上げるとかしています。それだけでも、オヤジに対してはかなり効果があります。

たとえば、スクールのシステムについて話をしているとき、チラッチラッとほほ笑みかける、これがけっこう効果的です。

「俺に好意を持っているのかな」

「もしかすると、誘えばついてくるんじゃないか」

とかそんなことを考えているのではないでしょうか。相手が男性の場合、よほどの変わり者ではないかぎり、こちらが女の武器を使って戦えばたいてい屈します。

女の武器が一番有効なのは、金額について説明するときです。大手の英会話スクールでは、前金のところがほとんどですから、そこが営業の最大ポイントであり、壁なのですが、たいていの人は前金と聞いて、あまりいい顔はしません。やはり習い事は月謝というのが固定観念であるようで、前金というと何かうさん臭いと思ってしまうようです。

そんなとき、嫌な顔をして席を立とうとするオヤジに対し、ちょっとかがんで見せて、胸元をチラッと見せれば、半分立ち上がったオヤジがまた席に落ち着きます。これはオヤジに限らず、ほとんどの男性客に共通していることで、有効な手段ですね。

なかには、わたしの胸元を見て、息遣いが荒くなった人もいて、そんなときはさすがにわたしの方でも気持ち悪くなったものですが、相手を人間ではなく、お金だと思えばどうってことはありません。

わたしの仲間には「スカートの奥を見せてやれば、オヤジはいちころよ」と豪語するツワモノもいて、会社が終わってからのお酒のさかなになります。

「今日のオヤジはわたしの胸からお尻までなめ回すように見ていたわ。ついこちらも本気になってプライベートレッスンの1年間を契約させてやったわ」などとその日の戦果を話し合い、笑っているのです。

ただし、大手の英会話スクールの営業は、女の武器を使うだけではうまくいきません。英会話が上達したい理由などを聞き、モチベーションを上げることでスクールに入れようという手段が基本ですから、過去にどんなことがあって英会話に対する思い入れがあるのとか、割にその人の深い部分まで聞き込んでいくのです。ですから、相手が心を開いて話してくれないとうまくいかないので、どうしても客とフレンドリーな態度、しゃべり方、というものが必要です。相手の心が打ち解けてきて、何でも話せるようになると、営業は成功します。