「なぜ、日本人って英語しゃべれないの?」 |
2016年 12月 26日(月曜日) 00:00 | |
来日した外国人が口々に言うのは、このフレーズです。 それも地方に行けば行くほど頻度は高くなるようです。 もちろん、日本なので日本語をしゃべれるだけでいいだろうし、それは余計なお世話だとも言えるでしょう。 ただ、ここで彼ら外国人が言いたいのは、 「ここまで世界的に人気な日本なのに…」 といった、少し残念な気持ちがこもっているように聞こえるのです。 それもそうでしょう。今ではあのディズニーが世界配給している宮崎駿のジブリ作品ほか、日本独自のマンガ・アニメブームにより、「OTAKU」はもう世界共通語となっています。 和食がユネスコ無形文化遺産に登録されると同時に「UMAMI」の概念が世界発信され、世界中どこに行ってもお寿司屋さんがあります。逆に寿司屋が無い国はもう存在しないのではと思うほど、寿司は世界中どこででも食べられるようになりました。 さらに、ラーメンやうどん、そばなどの麺類も世界的にブームになり、家電メーカーはその中でも最近落ち目ではありますが、性能や品質は世界的にも信頼されており、爆買いを引き起こす要因にもなっています。 日本車のレクサスなんかは欧米でも所有することは経済的ステータスの代名詞だったりもするのです。 だからこそ海外の人からすれば、「あのJAPANで、まだ英語が通じないの?」 という感じにならざるをえないんだと思うのです。 私は10年ほど海外生活をした過去があり、そして今は都内にある中堅規模の英会話スクールに勤務し、英語を教えているので、様々な人達に出会うチャンスに恵まれました。生徒の中には、 「英会話の上達が早い人、遅い人」
同時に国内の英語の使われ方や、学校での英語学習、職場での英語力の活用の仕方を見ながら、いまだに理解不可能な点が多過ぎる現実によく悩むことがあります。 一度海外に行ったことがある人なら知っていると思いますが、先進国で母国語だけしか話せないという国は日本くらいしかないという事実です。もしかしたら、他国でも似たような境遇の国があるかも知れませんが、そこでさえ外国人との触合い方に慣れていたり、他言語をある程度かじっている人を簡単に見つることができると思います。 このコラムでは、 「日本人がいまだに続けている間違った英会話スクールの選び方」
について週に1回投稿する予定です。基本的に、私の体験や視点をベースにしていますが、今回初めてのコラム投稿ということもあり、荒削りで同感できない点があるかも知れません。 ただ、日本人の英会話力や英語勉強法で成果が出ていないのは誰もが目に見えてわかる事実だと思いますので、とにかく今までと違った観点から改めて試行錯誤しつつ、どうにかして世界と一つになれる日本に近づけるための取り組みの一環として読んで頂ければ幸いです。
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