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教室型だけのスクールに通って話せるようになるのか まずは自分の責任でしょ、という感覚 |
2012年 9月 21日(金曜日) 21:05 | |||
この問題は全ての生徒が抱えている切実で身近な問題だろう。なぜこのような問題が出てくるのかといえば、それは自分の会話力が伸びているかどうか、「イマイチよくわからない」からであって、よくわからないということ自体、結局は、「それほど伸びていないのだろうなあ」との考えを呼び起こすことになるだろう。 はやとちりの人は「大手の英会話スクールに通ってだまされた」と言う人もいるでしょうし、控えめな人でも「日本にいて英会話伸ばすなんて無理だよねえ」と言ってしまうかもしれないのだ。 もうちょっと感じのいい人ならば「英会話スクールで英会話伸ばそうと考えること自体が間違っているよ。英会話学校は試してみる場だからね」と言うし、明確な目標のない人達は、行っていること自体に満足している現状があるからだ。「今日は英会話の日だから」と同僚や友人に言えることがステータスという古い考え方の場合もあるだろう。 どのような物事も語学習得までには結構な時間がかかるものだ。努力も地道な作業も要求されるのだから。そして、物事によって習得までにかかる時間の違いがあるわけだが、人は新しいものは割と早く身につけることができるのだ。 なぜかと言うと、白紙の状態であることを自分自身も認識しているし、白紙では自分の考えを反映させることなどできないわけだから、言われたことをとりあえず守ることが優先される。 白紙の状態の中でも習得のスピードには差があるだろう。何度も反復を繰り返す物事はそうでないものよりも、はるかに時間がかかる。例えば、これからはじめて習字を習うのと、社交ダンスを習うのとでは、曲がりなりにも形になるのは習字の方が早い。 しかし、日本人は中学高校の6年間で、徹底的に受験暗記用の英語を身につけさせられ、既に白紙の上に様々な落書きがされているところから地道な反復を何度も続けるわけだから、時間がかかるのはいた仕方ないだろう。 最終的には人は楽していい結果を望むものだから、「何だやっぱり英会話が伸びないんだ」と短絡的に判断してしまうのだ。 「英会話スクールのカリキュラムに問題がある」と言うことはとてもたやすいし、事実そういう部分が多少でもあるならば否定はできないが、本当に自分のやりたいことを真剣に向かってやっている人がどれほどいるのかと言うと、そこは疑問だ。 人のせいにする前に、「自分でできることをどれほどやったのだろうか」と振り返ってみることがやっぱり大切なのだ。 そうは言っても、人間は弱い部分もあるから、環境に左右されることはあり程度しょうがないかもしれない。では、環境を変える工夫なり努力をすれば自分自身の意識も高まるし、環境そのものが変化する効果も後からついてくるだろう。
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