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TOEIC高得点の人が英語を流暢に話すのをみたことがない現実
2012年 5月 31日(木曜日) 00:00

企業によっては、社員の採用条件をTOEICスコア600点以上とか730点以上などとしているところがある。

700点以上 シチズン、佐川急便、アサヒビールなど
730点以上 ヤマト運輸、ユニクロ、楽天
800点以上 野村不動産、住友不動産、NTT

新卒の採用条件であるところもあれば、中途採用を含めた採用条件のところもあるが、不思議なのは、NTTや野村不動産など、国内向けの事業がメインなのに高いスコアを求めてきているところだ。海外に支店はあるだろうが、いくらなんでも国内需要と比べて30%以上はないだろう。

もはやTOEICのスコアは特権階級の意識を満足させるために存在しているようなものなのだ。会社に対する忠誠心をはかるための点数なのである。要は採用された側はTOEICのスコアが高いから就職できた、と満足する。そして無駄に俺は一流の人間だ。と意識を高めてしまう構造である。

もちろん英語ができても仕事ができるわけでもないし、コミュニケーション能力が高いわけでもない。何もできないことをアピールしているようなものである。

TOEICは英会話能力を知るのには判断テストではあるが、日常英会話能力となると話は別なのである。TOEICで990点満点を取ったからといって、海外赴任で、何の支障もなく現地のアメリカ人ビジネスパーソンとコミュニケーションがとれるわけではない。

英語がわからない人でも、身振り手振りや表情から、相手が何を伝えたいかは見てりゃわかるだろう。それがコミュニケーションであり、こればかりはTOEICでわかるものではない。

人間性は英語とは関係がないのはわかっていただけたろうと思う。英語、フランス語、中国語を流暢に話せるからといって嫌な性格の人は何語を話しても嫌な性格だし、日本で仕事ができない人はどこにいっても仕事ができない人なのである。英語を採用条件にする企業は、人間力を見抜く力がないのかもしれないが。または会社に対して忠誠心が高い人を探すために採用条件にしているのであればこれも問題である。