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企業にフリーライティングを試みる
2016年 11月 21日(月曜日) 00:00

書くときも、「間違いを気にせずたくさん思いつくまま書く」という方針です。生徒には、「Twitterを英語でする」と言っています。A5サイズ紙を授業の始めに配り、3~5分程度で思いついたことを書きます。

トピックは指定しません。最初のうちは「何を書いていいかわからない」という生徒もいますが、そういうときはさりげなくトピックを与えてあげます。週に1、2回数か月続けていれば「書くことがない」という生徒は1人もいなくなります。書いたものは集めて、一言コメントを書くだけで返却します。



何でもいいので出来事を英語でつぶやくのです。間違いがどうしても気になるというのであれば、少しずつ訂正してあげてもいいとは思いますが、訂正することによって書かなくなるということがあってはいけません。


日本語(ローマ字)の部分は英語で書いてあげてもいいでしょう。私は1年以上やってから、少しずつ訂正も入れるようにしました。また、共通した間違いは授業で取り上げることもあります。再度強調しますが、訂正が目的ではありません。「もう英語が使えるんだから、どんどん使おうよ」という主旨を忘れてはいけません。


生徒数が多いと、コメントして返すのも確かに大変です。学校の同僚は、集めたものを別の生徒に配って、生徒同士でコメントを書くようにしたところ、生徒は非常に喜んでいたということです。中間・期末テストにも、「時間があまったら英語で先生にメッセージを」という欄をつくっています。


「それでは成績はどうするんですか?」と思った先生も多いでしょう。生徒には、書いた語数分成績に入れると言っています。しかし実際は読む時間がなくどんどん手元にたまっていってしまうのです。生徒は「先生、最近全然返してくれないじゃん。成績に入れるとか言って本当は見てないでしょ」と痛いところをついてきます。それでも、生徒はどんどん書くのです。このように徹底していれば、成績で脅さなくても生徒は英語を使うようになる、と私は思っています。もちろん、必要な時は成績をアメにすることも悪くないと思います。ただし、正しさは一切評価対象にしないことです。