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グーグル翻訳は便利だが、嘘の情報に気づく感覚が必要
最新のビジネス英語を学ぶ - 最新のビジネス英語を学ぶ
作者: Administrator   
2021年 7月 13日(火曜日) 00:00

日本は、英語や外国語を扱う仕事をしている人は大勢います。もっとも多いのは翻訳・通訳者で、契約書などビジネス文書の他、本や雑誌などの出版物の翻訳がほとんどです。

グーグル翻訳のような機械翻訳ツールの精度が大幅に向上したことで、翻訳者を助けるテクノロジーになるかと思いきや、実はそうでもないことがわかっています。


翻訳は難しい。。。デンベレ選手の発言の日本語訳は、どう変だったか:サッカー界の差別問題
https://news.yahoo.co.jp/byline/saorii/20210712-00246775



インターネットがなかった1980年代までは、それまで決められた時間や場所に縛られて仕事をするしかなかったですが、現在は自宅やカフェ、入院先の病院で、しかも昼夜問わず仕事ができるようになりました。



翻訳という仕事は、依頼された会社や個人が書いた文章を指定された言語に変換して人々に正しく伝えることです。多くの場合は英語⇔日本語ですが、言語を変換する過程で機械翻訳の向上は助けになっています。



昔のように、知らない単語を辞書で調べる必要がなくなり、文章全体を数秒で変換してくれるので便利と言えば便利なのは間違いありません。ところが、プロの翻訳者の多くが仕事で機械翻訳を使っていないことも事実です。



試したことのある翻訳者の90%以上が、かえって手間がかかると感じており、機械翻訳は生身の人間が表現する文脈を理解することが苦手であることが、業界内でも知れ渡っています。



例えば、グーグル翻訳を使ってみるとストーリー性が全く感じられません。文章全体を機械翻訳にかけても、脈絡のないパズルのような翻訳になってしまい、後で大量の修正が必要となります。



もちろん、どんな表現がいいかは依頼主の意向をくみながら決めるので、協力者と相談しながら作り上げる共同作業であることに変わりはありません。翻訳という仕事は、決して孤独な作業ではないということです。



現地に行ったり、生活したことがなければ、その情景を描く時に勘違いしたまま話全体に矛盾が生じたりすることもしばしばあります。インターネットで画像や動画を観ることで、違和感を感じながら適切な表現をすることはまだ人間の仕事として残っています。



しかし、2020年アメリカ大統領選挙以降は、マスメディアによるフェイクニュースが増えてきたことに気づき、依頼主が本当に伝えたいことに困難を感じるようになってきました。私の場合、英語以上に難しいのはメディアの垂れ流す嘘を見極めることです。



「若者はマスメディア情報を見ない」という誤解 虚実が同居するネットとの付き合い方
https://globe.asahi.com/article/14384088



日本政府や厚労省などが行う、嘘の情報を垂れ流しに加担してしまっては仕事にならなくなってしまいます。SNSの動画やツイートであれ、機械翻訳を積極的に取り入れることに問題はないと思いますが、嘘に気づく感覚がないといけません。



若い人たちが新しいアプリをどんどん取り入れ、使いこなせるのはいいことだと思います。ただし、おかしな翻訳や嘘のツイートにすぐに気づくことのほうがより大切です。そして、その違和感を突き止める姿勢を持ち続けることはもっと重要です。