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「売れている教材」が「良い教材」とは限らない
2017年 6月 02日(金曜日) 00:00

世の中に「売れているものは良いものだ」という認識がありますが、こと英語教材についてはNO。その言葉は当てはまりません。なぜ「当てはまらない」と言うのかと問われれば理由は明白で、「日本人の英語力が向上しない」からです。



この「日本人の英語力が向上しない」問題は、個人の勉強不足のせいと捉える方が圧倒的に多く、だからこそ、使えない英語教材が次々と発売され、今も売れ続けています。でも、冷静に考えてみてください。本当に良い英語学習の教材が売れているのならば、もっと英語を理解して話せる人が増えているはずです。


実際に書店の英語教材売り場で「ベストセラー」とされている本は、短期間でのスコアアップや英語力向上を謳ったものがほとんどです。それは単に、そういうニーズがあるというだけ。マーケティングの結果です。


以上の英語教材を取り巻く状況を踏まえた上で、英語のプロたちが「使えない」と言い切る教材を公開いたします。


まず、TOEICテストについて。2016年のように問題形式の変更があれば「新形式対応」と銘打った教材が大量にリリースされ、英語教材市場は非常に盛り上がります。そこには質の低い「使えない教材」が混じっているものです。


そもそもTOEICテストの教材作りはかなり難しく、使われている英文や単語にはTOEICテスト独特のルールがあり、問題傾向を把握するだけでも一苦労です。だからこそ、著者の力量によって教材の質に大きな差が生まれてしまいます。


TOEIC教材の「使えない教材」で、一番に挙げられたのは、「単語集」で、「本番で出ない単語が載っている」こと。単語集としては致命的な欠陥でありながら、TOEIC初心者にはその欠陥が見抜けないため、欠陥品であっても売り場に並んでしまうものです。


また、各社が争っているだけあって、各本の謳い文句も過熱気味です。あたかも、ものすごい秘密が載っていそうなタイトルの本もありますが、鵜呑みは禁物です。最近の傾向としては、王道の教材だけではなく、TOEICへの心構えを説く自己啓発的な内容のものも多くありますが、具体性は乏しいので買う必要はありません。


なお、これらの意見はあくまでTOEICテストのスコアに直接結びつくか否かに重点を置いて評価しています。