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コスト構造や月額課金モデルから考察するレアジョブのビジネスモデル
経営力で分析優良?ダメ!!英会話スクールの研究
2016年 4月 22日(金曜日) 00:00

オンライン英会話スクールの代表格レアジョブの売上高

最近、会員数10万人を突破したとのプレスリリースを見かけたが、月額課金が4つの料金体系の平均を取ったとして5,000円と仮定すると月商2.5億円に達しており、単純計算でいけば今期は年商50億円に迫っている。


単純な売上高ベースで観ればスタートアップに分類すると良い数値であると言える。上場に関しては営業利益ベースでの判断になるので、コスト構造を見てから言及したい。


○大手英会話スクールとの比較

同じマンツーマンレッスンで言うと、Gabaマンツーマン英会話の1レッスンあたりの平均値は40分7,500円だが、しかも最初に一括前払いしなければレッスンが受けられないとなると40回×7,500円=30万円になる。

上場企業でいうとGABAとCoCo塾(ニチイ学館)の決算情報がわかりやすいが、マーケット自体は2007年のNOVAショックがまだ尾を引きずっている。日本の英会話スクール全体の生徒数の推移はピークの2005年度の100万人から2009年は35万人くらいまで落ち込んだ。現在は、矢野研究所の調査によると約60万人だ。

Gabaを2014年の数値で見ると売上高70億、年間平均生徒数2万人。純粋に売上高がレッスン料のみと仮定すると一人当たりの売上平均は約50万円。準大手スクールと呼ばれるGabaでもこの数字では非常に厳しいはずだ。

英会話スクール全体60万人の中にレアジョブの数値が含まれているかわからないが、上場企業のGaba(ニチイ学館)の数値に対して「会員数10万人突破」という数字はあり得ない。なぜならGabaやCoCo塾は教室の家賃が20億+30億円ずつかかっているからだ。レアジョブには教室の概念がないので、コスト優位性は十分にある。