英会話スクール選びの4つのポイント 価格とコース内容に注目 |
経営力で分析優良?ダメ!!英会話スクールの研究 | |||
2016年 1月 22日(金曜日) 00:00 | |||
英会話スクールはその数の多さからまさに存在そのものが戦国時代だ。英会話に興味を持った方が、いったいどこを選んだらいいのか悩んでいる話を僕はよく耳にする。 スクールはテレビCMや電車内広告をよく出しているから、ついつい知っているスクールを選びたくなるものだ。しかしその前に、英会話スクールを選ぶ「基準」を自分の中で持っていることが重要。今日はそんな「基準」の持ち方について解説したい。 ○英会話スクールの分類方法 英会話スクールは、リアルな教室で授業が行われる「教室型」と、Skype等のチャットソフトを利用した「オンライン型」の2つに分けることができる。 「教室型」では更に、英会話のみを専門で行うところと、英会話だけでなくTOEIC等の資格コースや留学対策コースなどを併設しているところにわかれる。「オンライン型」のほとんどは、英会話専門。マンツーマンレッスンとかグループレッスンというのは、レッスンの形態にすぎない。ざっくりまとめると以下のようになる。 ○一般的な大手スクールのサービス内容 英会話スクールのサービス内容に関して検討していく。ホームページやパンフレットにはよく「当校の4つの特徴」みたいな項目があって目を引かれるが、実はどのスクールも言っている内容は似たようなものだったりする。だいたいの英会話スクールが行なっているサービスは以下のとおり。 [大手スクールがアピールするポイントと突っ込みどころ] ① 厳選されたプロの講師 (合格率5%の採用試験とか言っているけれど、実際は教授法も何も知らない素人ネイティブを雇っている) ② 自習室完備 (自習スペースのない学校なんて行くわけない) ③ 日本人スタッフの学習サポート (多くのスタッフは英語の勉強をしたことがないから、言っている内容が支離滅裂) ④ 脅威の◯◯メソッド (中には本当に学習効果のある凄いメッソドもある。しかしデタラメな方法も多い。) ⑤ オリコンの調べで顧客満足度No.1 (指標を変えればなんとでも言える) パンフレットを見れば、だいたいこのような文言が掲載されている。一部のスクールを除いてサービスの内容と質はどこも似たり寄ったり。スクールを変えたからといって突如として英語力が伸びることはなく、単に教室の雰囲気とか先生との相性とか、そういう点が顧客満足度につながることが多い。 ○英会話スクールを選ぶ4つのポイント 英会話スクールの選び方は、その方の英語学習の目的・目標による。よって一般論で一つの指標を出すのは難しい。例えば海外MBA留学を狙っている方と、海外旅行のレストランで注文をする時の英会話を習いたい方とでは、やることがあまりに違うのは言うまでもない。そこで、どんな目的の方でも抑えておくべき4つのポイントを紹介する。 ポイント①:通いやすさ これは立地的な意味での通いやすさと、クラスの予約方法というスケジュール的な意味での通いやすさの両方を指す。立地的な点では、できるだけ家から近いか交通のアクセスが良いところがいい。その意味でオンライン型は場所を選ばないので最強。スケジュール的な点では、クラスの選び方と欠席時の振替が可能かどうかを入学前にチェック。固定枠でしかクラスが取れない場合、仕事の事情によっては通学が困難になってしまう。 ポイント②:口コミ・体験談があるスクールランキングサイト 大手スクールであればあるほど口コミサイトは荒れる傾向にあるが、一応見ておいて損はない。その際、「スタッフの対応が・・・」と言った英語の学習そのものには関係ない話題よりも、教科書や授業の雰囲気などをチェックすべき。 ポイント③:価格 価格に関してだけは、スクールごとにかなりの差がある。オンライン型は教室型に比べて、相当安い傾向にある。平均的なレッスン60分1レッスン当たりの単価は1000円程度で、月会費も10,000円を切るところがほとんど。 ただし、レッスン時間が25分だったりするので注意が必要。教室型はピンきりだが、40分~60分のマンツーマンレッスンで1コマ2500円~8000円くらいのところが多い。これが大手の場合、コースごとでの一括前払いになっている。例えば、週一回の実践英会話1年コースで30万円ほどかかる。 ポイント④:コース内容 先に分類したように、英会話専門のところがあれば会話も資格もできる総合型もある。英会話のクラスは、日常英会話とビジネス英会話に更に分かれている事が多い。 英会話スクールは決して安い投資ではない。芸能人を使ったテレビCMや豪華なパンフレットで即決してしまうのではなく、その性質を理解して自分なりの判断軸を持つことが重要。その上で説明を聞きに行き、強引な勧誘にも負けず、納得した上で楽しい英語学習をされることを期待する。
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