「オンライン英会話スクールは大手英会話スクールの生徒数を超えたの嘘 |
経営力で分析優良?ダメ!!英会話スクールの研究 | |||
2015年 12月 18日(金曜日) 00:00 | |||
昨年、ある週刊誌では、こんなタイトルの記事を掲載して話題をまいた。大手広告代理店の情報部が極秘調査した資料をもとに、まとめ上げられたその記事は大変興味深いものであった。 「オリコンのスクールランキングは、本来、「入学者がスクールに通った数カ月後の顧客満足度」でなくてはならない。だが今日、発表されているスクール別ランキングは「入学者数」であり、その疑問に一石を投げかけている。 ネット学習やアプリの複数利用が当たり前の中で、生徒はそのスクールへ入学するとは必ずしも限らない。入学手続きをしない人はレッスン料金のより安い英会話スクールへ入学(登録手続き)しただけなのに、そこで登録者総数を改めて調べたところ、特にオンライン英会話スクールのレアジョブやDMM英会話から下のオンラインスクール群は入学者大幅アップに比べ、従来からの入学者総数は2012年からあまり上がっていないというのだ。 各英会話スクールの体験レッスンリストをながめると、2月中旬からどのスクールもキャンペーンを行っていて、最後の5月下旬に入学シーズンが一段落する。各スクールが申し合わせたようなスケジュール設定をするのは、本命スクールのウォーミングアップを狙った人を自校のオンライン登録や体験レッスンへ誘い込んでスクールランキングを微妙に高める効果を生んでいる。 「オリコンの英会話スクールランキング」は、毎年の各入学者、入学者の6カ月後の顧客満足度と3年前のそれぞれのランキングの差位を出している。その上で、顧客満足度差位から入学者数差位を引き算した答えを「バブル指数」としている。 バブル指数の高いスクールを追ってみると実店舗型スクールでは、ベルリッツ、ECC、シェーン、Gaba、イーオン、COCO塾、NOVAなどの順となっている。オンラインスクールでは、レアジョブ、DMM英会話、ぐんぐん英会話、アルク・オンライン英会話、産経オンライン英会話、ECCウェブレッスン、ベルリッツ・バーチャルクラスルームなどである。スクールランキングとは、まさにつくられるものである。
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