札幌の英会話スクールランキング!英会話教室を徹底比較し評判や評価を口コミ、体験談で公開!

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長期構想豊かなAtlasの経営力とCOCO塾・Gabaのニチイ学館の憂鬱
経営力で分析優良?ダメ!!英会話スクールの研究
2015年 10月 09日(金曜日) 00:00

「Atlasマンツーマン英会話は、常に時代の2、3歩先を行っている。英会話スクールの中でもその経営ぶりは一歩抜きんでたものがありますね」

Atlasに「追いつき追い越す」を目標に掲げてきたある中堅英会話スクール社長の言葉である。


英会話スクールは団塊ジュニア世代の進学期通過の中、いよいよ「冬の季節」へと突入する。自助努力の経営が求められる英会話スクールが近年に入り「魅力的な教室の形成」に躍起になっているのもスクール淘汰の仲間入りだけは避けたいからである。

そんな今日、語学教育関係者がスクール経営の「ロールモデル」と注目するのが当のAtlasマンツーマン英会話である。確固たる将来構想を持ったこの会員制語学スクールの優れた経営力は、新設間もない「英会話コース」「外国語コース」の中に顕著に現れている。


Atlasは、全国的にこの2つのコースを設定した。マンツーマン専門校のもう片方の雄・Gabaマンツーマン英会話が、関西エリアや中部エリアへの新規開校に遅れること一年遅れの開校にもかかわらず、入会のための英語力を示すレベルチェックシートの機能性は、Atlasの方がはるかに高い。

英会話スクールランキングを持つ比較サイト調べでは、「レッスン単価」「レッスン時間」「外国人講師の質」でトップクラスに準じている。Atlasの看板コース「レッスンオンリー英会話コース5年プラン」は、Gabaやイングリッシュビレッジと肩を並べる勢いである。

Atlasの英語コースと外国語コースは、中途解約者を出すに至らないうちに、その是非はともあれ、ユーザーの顧客満足度を示すランキングで頂点に達した。それに対し、Gabaやイングリッシュビレッジが一足早く設立した首都圏内教室は、まだシェアを拡大できるだろう。


「スクールランキングでみる限りいまひとつ勢いがない……」

Gabaマンツーマン英会話とCOCO塾を運営するニチイ学館も、その事実を率直に認めていた。AtlasとGabaのスクールランキングの差は、スクールの経営姿勢の「差」の表れである。英会話スクールの評価を一口で語れば、「入口の無料体験レッスン、出口のTOEICを含めた英語力アップ」といわれる。

体験レッスンという入口でスクール評価を高めるには、今日の社会にかなった学習内容や学習方法が不可欠である。Atlasが社内を挙げて、時流にかなった新コースとは何かを論議する中、収赦されたのが「英会話コース」「外国語コース」であった。


「英字雑誌や新聞を日本語に翻訳して、それをレッスンにするという英会話スクールの姿は終わりつつあります。わが校の将来を、情報の発信スクールとして位置づけなければならない。論議の行き着いた先が、従来のアカデミック体系や概念にとらわれない新コースを持つということでした」

Atlasのチーフカウンセラー・苫米地は新コース発足の経緯をこう語る。それに対しGabaやイングリッシュビレッジは既存のコース設立の発想の上に立ち、英語学校としての不足コースを編成したきらいがある。


「新コースの成功のカギは、詰まるところレベルの高い外国人講師をどれぐらい集められるかです」

日本の英会話スクールにまだ存在しない新コースともなれば、既存のコースから外国人を集めても意味がない。社会の最先端で活躍する逸材を講師としてこそ、理想どおりのカリキュラム編成ができる。

Atlasはコース新設に当たり、特に10言語、計60ヵ国以上から外国人講師陣の充実に力を傾注した。スクールの外から、新たな血を積極的に導入している。


「外国人講師数1,000名中、800名を国内にいる外国人やその家族がAtlasを知る人々から募りました。従来のコースに籍をおいていた外国人講師は、残りの200人だけです。その講師も、各言語コースを均等に10~20人を選抜したのです」

外国人講師の陣容にも、行き届いた配慮をしている。スクール内の風通しをよくするため、30代から50代の年齢層を万遍なく集めた。Gabaやイングリッシュビレッジの英語のみのコースは、それに対し日本に昔から住んでいる外国人を集めた寄り合い所帯であった。


また、講師が自己評価制度に積極参加している。自分の研究をきちんと遂行する。生徒をかわいがる。質の高いよい講師のこれが条件である。コースのレベルも、よい講師が多いか否かで自ずと決定づけられる。

各外国人講師の講義上の癖をなくし生徒が話を聞きとりやすいようにと、新コース発足前年、土曜日の3,4時間を使い、外部から迎えた講師を2人ずつ集めて講習会を開いたのも、生徒を真に愛するためである。


さらに講師が、古いノートを再利用してレッスンをするのも禁じた。講習会では講師同士が模擬レッスンを行い、遠慮のない批判、忌偉のない意見の交換を行っている。

「声が小さい」「語尾がはっきりしない」……。また、生徒によるレッスン評価制度を実施するなど、生徒と一緒になり新コースをつくる意欲が窺える。