大手英会話スクールはコンプレックス商売をしている |
ジオス・Aeon元スタッフが経験した英会話スクール裏事情。 | |||
2009年 10月 09日(金曜日) 12:00 | |||
大手のエステティックサロンと化粧品、それに英会話スクールは、コンプレックスを利用する商売をしています。 太っている、顔が美しくない、など自分の容姿コンプレックスを逆手にとってテレビコマーシャルなどで流して商売するのがエステティックサロンや化粧品なら、知的なコンプレックスを利用するのが大手英会話スクールなのです。 どういうことかというと、英語というのは日本人にとってずっとコンプレックスの対象だったんですね。それは白人に対するコンプレックスと同じ事で、最近では海外に旅行に出る若い人が多くなってきてますから、昔ほどではないでしょうが、やはり今でも多少はコンプレックスを持っています。英語がしゃべれる人は尊敬され、外人と平気でしゃべれる人を見ると、コンプレックスを感じてしまうのです。もし自分が外人としゃべる立場になったとき、全然通じなかったらどうしようなど、中学から大学まで英語を勉強した人でも、それなりの訓練をしていなければ不安になるのです。ですから、留学する前に一応しゃべれるようになっておきたい、というニーズが多いことでもそれは分かります。 うちのスクールに入りたい、英語をしゃべれるようになりたい、と言ってきた人のほとんどが、今の自分の英語能力に自信がなく、自信をつけるためにスクールに通いたいんだという希望を語ります。 わたしたちの仕事は、そうした英語コンプレックスがどういうものなのかを営業している間に探り、そのコンプレックスをいかに解決していくか、そのためにはいかに英会話スクールが重要であるかという結論に結び付けるものなのです。 エステティックサロンの営業も似たようなものでしょう。コンプレックスを拡大させて、それを自分のサロンでどう解決していくかということをプレゼンテーションし、お客さんを納得させ、このサロンに通えば、コンプレックスがなくなるという暗示をかける。その結果、高いお金を払うことに気持ち良く同意するのです。 大手の英会話スクールもまったく同じことです。要は、いかに気持ち良く数十万円の大金を払わせるかということだけにかかっているのです。
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