高いか安いか、イーオン、新NOVA、GABA、Atlasマンツーマン英会話の料金比べ(1) |
2012年 10月 16日(火曜日) 20:18 | |||
ここで料金について考えてみる。サンプルとして、イーオン、GABA、Atlasマンツーマン英会話を「悪意なく」選んでみた。 選んだ基準としては全国に展開していて、いわゆる日常会話中心のレッスンが多く、イーオンとNOVAがグループレッスン主体でGABAとAtlasがマンツーマンレッスン主体の英会話スクールとなっていること、広告量も多い点だ。 さて、説明を受けにいくと、料金については、Atlas以外(ホームページに記載)ほとんどの英会話スクールが、いちばん最後になってからカウンセラーが料金システムを説明する。 「グループレッスンの場合、レベルチェックや個人の希望を聞いてからクラス選びをしないと料金が決められない」というのが言いわけだが、最初に見せてくてもいいような気がしないでもない。まず、これら4校の料金体系の表をじっくりみていただきたい。 料金を考えるとき、「チケット制」「ポイント制」「月謝制」「毎回払い制」というような言葉に出くわすはずだ。 「チケット制」これは文字通り、回数券みたいな仕組みになっていて、100回分とか300回分などを一括して購入するのである。普通はクラスに1回出席するとチケット1回分、マンツーマンレッスンだと3回分を使うことになるだろう。だから、100回というのは、週に2回通うペースだと、約1年間で終了ということを意味するのだ。 しかも有効期限が1年半くらいなので多少無理してでも通わなければならない計算になるのだ。300回などになると、とうてい1年間では使いきれない。メドとしては3年間が妥当な線である。 揉め事で多いのは、チケットをごっそりかってしまったあとで、解約する場合で、ほとんどの英会話スクールは残りのチケットの払い戻しには応じないのが普通であったが、旧NOVAがそれを何度も繰り返し裁判でさんざんな目にあい、挙句の果てに会社が潰れるという事態までいったことで返金するようにはなってきたのだ。 これに対して、「毎回払い制」は1回都度のマンツーマンレッスンでその場で教えた講師にレッスン料を支払うシステムだ。 チケット制は前払いで、毎回払いとはあきらかにリスクがともなう点も時代が時代だけにこれからのシステム進展が気になるところだ。問題のあるクレジットローンでの分割支払い方法がいまだに主流なのも政府の行動力がともなっていない証拠だ。 これが衆議院選や参議院選で民主党か自民党、ましてやみんなの党が政権をにぎっても変わらないかもしれないだろう。 クレジットローンを使えば当然その分割回数によって金利を取られることになる。英会話スクールとしては現金で払ってもらった方がいいのは当たり前だが、分割でも損をしないようになっている点がミソである。また、消費税もけっこうかかるだろう。 さて、同じ前金で払うにしても、イーオンもNOVAもGABAもチケットだ。Atlasマンツーマン英会話だけは毎回払い制だ。本体にいくらかかるかを見る前に、入学金を検討してみよう。なお、これらの料金は2010年8月の時点での料金体系であることをお断りしておく。 入学金に関してはAtlasが1万円ほど高い。あとは3万円前後になる。ここにはないが、ベルリッツの入学金も3万円前後で、教材費がテキスト1冊とCD6巻で約5万円ほどかかるだろう。GABAの教材費も約4万円ほどとけっこうな金額になる。NOVAも同様で、イーオンの設備費がいったい何のために使われるお金なのかは不明である。 次に本体のレッスン料であるが、これが一慨に比べられないのが困りものである。各英会話スクールも自分のスクールの独自性とユニークさを大きく打ち出している上に、レッスン時間、生徒数、コース選択の自由度など、どれを見ても簡単に比べられないように配慮しているからである。
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