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13 子供向けの英語絵本？大人向けの難しい英語ペーパーバック？

リーディング力を鍛えるために、英語の本を題材にする方法は有効だ。ベストセラーの「7つの習慣」や「ハリーポッター」などの原書はあくまでも目標としてはいいが、いきなり挑戦するには高過ぎる壁といえる。

内容に興味が持てる大人向けの英語ペーパーバックを選んでもいいが、初心者が読むなら、幼児向けの絵本や読み物がおススメ。中でも、オックスフォード出版社のリーディング・トゥリーは、イギリスの小学校の教科書に採用され、10段階のレベル分けで無理なく英語力が向上し、ネイティブが使う自然な日常会話が多く登場する。また、音声CDも付いているパッケージもある。

また、リーディング・トゥリーでは物足りない場合、1冊ずつ違うテーマで書かれた同じオックスフォード出版社のブックウォームズをおススメする。歴史、スポーツ、エンターテイメント情報など種類も豊富だ。

結論として、絵本などの簡単な本からは得るものがないと考えるのは大きな間違い。特にオックスフォード出版社のシリーズは、何度も繰り返し読むだけで自然と習熟度が高まる、優れた構成が魅力だ。あらすじを英語で説明できるようになれば、十分な習熟度を身につけた証拠といえる。

14 海外映画・ドラマを英語字幕あり？英語字幕なし？

洋画や海外ドラマが好きな人は、それを英語教材代わりに使うのも悪くない。DVDを鑑賞するかどうかは個のみが分かれるところだが、段階的に英語字幕の有無を切り替えて学習教材に使うのが最も効果的な学習法だ。

まずは、字幕より情報量の多い日本語吹き替えまたは日本語字幕で観て、8割くらい理解できるようになったら英語吹替え・英語字幕で観る。3回目は英語字幕なしで観てみよう。その時のピンと歯、3分程度のお気に入りのシーンを繰り返し観ることとシャドーイングでネイティブ（俳優）の発音を真似ること。

前述した通り、初心者がハリウッド映画や海外ドラマを英語で　鑑賞する際は、まずお気に入りのシーンを決めて、そこだけ繰り返し観ることがおススメ。英語のレベルが上がるにつれて段階的に英語字幕の有無を活用していき、英語字幕なしでも映画自体を楽しめるようになることを最終ゴールとしたい。

15 語学留学先はアメリカ・イギリス？東南アジア？

1ヵ月程度の語学学習を検討する際、留学先として最適な国は一体どこか。本物の英語に触れてみたいなら迷わずアメリカかイギリスだが、より安く済ませたいだけなら、一応東南アジアも範囲には入るだろう。

アメリカやイギリスと比べて滞在費が安く、地域によってはレッスン料金も安上がりで済むケースもあることはある。ただし、非ネイティブの東南アジアの文化背景、または第二言語として植民地根性がそもそも役立つかどうかは自分次第になるリスクは大きいといえる。

「どうしても本物の英語が話したい」という人以外ならコストが安いアジア圏でも留学そのものの価値はあるかもしれない。ただし、行くだけで英語が上達するなんてことは絶対にない。どこで学ぶかより、本人の意欲が重要だと肝に銘じよう。おススメはしない。自己責任で考えることだ。