【グラマー強化】分かりにくい文法用語を省いてしまえば、英文法は怖くない |
2024年度版 やる気をアップさせる英語上達の近道 | |||
2023年 10月 24日(火曜日) 00:00 | |||
英文法の落とし穴は、日本語に訳された文法用語自体の分かりにくさにあります。文法用語への苦手感がそのまま英文法への苦手意識につながっている人が多いのも無理からぬことです。だからこそ、英文法の勉強を先に進めたいなら、文法用語を極力省いて、英語自体の原則や知識を覚えていく方が得策です。 厚い英文法の本の部類には入りますが、一通り目を通していくと英文法の大まかな流れが見えるようになります。私は、この1冊を持ち歩くのはさすがに重いので、チャプターごとに本から破り取って持ち歩いて読み通しました。 英文法は勉強の意識でテキストに向き合うより、気軽な読書として通勤・通学の時間を利用して読んでいく方が結果として記憶に定着しやすい傾向があります。 英語の基礎は中学英語にすべて入っています。だからこそ、社会人の英語の学び直しに中学英語のおさらいは欠かせません。中学英語のテキストといってもいろいろなレベルのものがありますが、まずは、簡単すぎると感じるくらいのテキストから手に取ってみて、自分の英語の記憶を確認してみると、案外すっかり忘れていることに気づくかもしれません。 忘れてしまったのであれば、また覚えればいいだけのことなので、焦らずテキストで勉強していきましょう。英語の基礎という土台が虫食い状態では、英語力アップという家を建てることはかないませんから、こんな簡単なことを...とは思わず、じっくりと覚えていくことも大切です。 ライティング強化のページで取り上げた「Grammar in use」に日本語版です。見開きの左のページに文法のポイトをまとめ、右のページには練習問題で1ユニットずつ勉強を進めていけます。カラープリントで見やすく、 テキストの英文すべてに日本語訳がついているわけではありませんが、直感的に理解できる文章になっています。 このテキストのいいところは、日本人がテキストの為に書いた英文ではなく、ケンブリッジ大学監修のネイティブが普通に使う英語を目にできるところです。特に英語のリズムを知りたい人にはおススメです。 シャーロック・ホームズで学ぶ英文法 サイト BBCのシャーロック・ホームズのドラマシリーズでをきっかけに英語に興味を持つようになったという人は意外に多く、そんな人には何もよりおススメのテキストです。 「青いザクロ石の冒険」が全文掲載されているので、リーディングテキストとしても、また、朗読音声を無料でダウンロードしてシャドーイングに挑戦してみるにも最適といえます。 文法の学習はとかく机に噛り付いてやらなければいけないというイメージがありますが、もっとリラックスしてよそ見程度で始めてみるほうが、長く続けられるものです。また、一度の学習で完璧に身につくものでもないので、手を変え品を変え、繰り返していくと、今まで中途半端な理解だったものが不意に肚に落ちるものです。
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