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TOEIC対策の英語学習は、量より質、そして集中力が大切です。聞き流すだけのリスニング対策を2時間するよりも、15分でもリピーティングをしっかりやったほうがいいわけです。
受験回数について言えば、学習時間をとるために数カ月おく人もいますが、3ヵ月は連続で集中して受験し、勘どころをつかむほうがスコアアップにつながるというデータもあるほどです。
今回の教材ランキングで、TOEICテスト進行式問題集が1位ではありませんでした。公式問題集はTOEIC対策の軸にすべき最高の教材です。本番と同じ質の問題が解けるわけです。リスニング教材で本試験と同じ話者が話してくれる教材は他にありません。
最近、公式問題集が役に立たないと感じる理由は、解説が物足りないからです。たしかに他の教材の丁寧な解説と違い、公式問題集の解説は素っ気がありません。その不満を埋めるために他の教材を補助教材として使うというのがベストな学習法になっているようです。
保持的な教材というと、思い浮かぶのが単語帳です。しかし、英語勉強法にありがちな失敗として、とりあえず単語を覚えて満足してしまうことがあります。試験で単語がわからなかった、という苦い経験から単語を中心に英語を学習しがちなのです。
実際は新しく単語を覚えても、スコアアップへの即効性はないのです。大学受験でお馴染みの教材DUOも人気ですが、TOEIC対策としては疑問が残ります。
教材を選ぶ時に気になるのが、著者と監修者の名前です。この著者・監修者、そして教材をどう選べばいいのかというと、お勧めはアマゾンの売り上げランキングやレビューを参考することになります。
数年前と比べると、受験者の声が多く集積され、100件以上のレビューが付いている教材もありました。しかし、現在はコマーシャルが上手かったり、名前が知られているだけでは著者と言えども生き残ることが難しくなっているようです。
一方、教材での学習と並ぶ選択肢が英会話スクールです。リアル教室型やオンライン型、さらに短期集中型など多彩な英会話スクールがしのぎを削っています。しかし、TOEIC学習と英会話スクールは別物と考えたほうがよさそうです。
特に、大手英会話スクールの講師はそもそもTOEICについての知識がなく、学習法も知らないのがほとんどです。趣味にはいいですが、TOEIC学習のために通ってもあまり意味がないようです。しかも、グループレッスンでは自分で英語を話す時間はせいぜい10分ほどです。
さらに、7，8人で50分のレッスンになると会話の時間は5分にも満たないはずです。ただし、TOEIC対策に英会話スクールがまったく無駄かというと、そうではないようです。使い方を意識することが重要になります。
最初から英会話を始めるよりも、まずTOEICを通してフレーズをマスターしてから英会話で実践するほうが、英語は身に付きます。TOEICは、実践英語を学べる試験ですが、どうしても読む・聞く（インプット）だけに偏ってしまうのです。
だからTOEICで学んだことを、英会話でインプットするのです。インプットとアウトプットを併用することで、英語はさらに上達します。まずTOEIC8割、英会話2割の比率から始めるのがベストだと思います。
TOEICで学んだ英語の実践の場として英会話スクールを活用するのに、注目されているのがリアル教室型でもオンライン型でもマンツーマンレッスンを格安で提供しているスクールです。しかし、フィリピン講師の英語訛りが多少気になります。
英会話の経験をフィールドバックしてさらにTOEICを受けるのをお勧めします。スコアが上り自身がついたらAtlasやGabaなどリアル教室型のマンツーマンレッスンに挑戦して仕上げるのです。そうすることで、英語学習の質はグンと上がるでしょう。
2017年 リアル教室型スクールのランキング（日常英会話） ベスト10
1位 ベルリッツ
2位 Atlasマンツーマン英会話 3位 Gabaマンツーマン英会話 4位 ECC外語学院 5位 イーオン 6位 シェーン英会話 7位 イングリッシュビレッジ 8位 NOVA 9位 CoCo塾
2017年 オンライン型スクールのランキング（日常英会話） ベスト10
1位 DMM英会話
2位 レアジョブ 3位 eAtlasオンライン英会話 4位 イーオン・オンラインレッスン 5位 ECCウェブレッスン 6位 ベルリッツ・バーチャル・クラスルーム 7位 ぐんぐん英会話 8位 産経オンライン英会話 9位 アルクオンライン英会話
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