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日本、韓国、中国の英語教育方法と比較する
2012年 6月 14日(木曜日) 00:00

日本の英語教育が日本人をダメにした。このような論調で話すと、とたんに「それでは韓国や中国ではどうなんだ。韓国も中国も英語を日本人以上に勉強熱心ではないか」と反論される。

韓国人や中国人の場合は、アメリカで仕事をしたい、移民したい、もしくは外資系企業で働きたいから英語を必死になって勉強するのだ。中国では外資系企業の管理職の給与が中国国有企業の約10倍もらえるので、外資系企業で働くことは安定した収入を約束されるとみなされている。やはり給与格差が大きければ大きいほど先進国ではないデータがある。韓国や中国はアメリカや日本と比べて給与格差が激しい。逆に言えば、多くの韓国人や中国人には明確な目標があるから英語を勉強しているのである。

日本の学生の場合、なぜ英語を勉強するのかといえば、ほとんど100%が受験のためである。韓国人や中国人とは明らかにメンタリティが違い、アメリカやカナダに住んでみたいというより、最近ではよい日本国内の会社に入りたいから英語を仕方なく学ぶ人も増えている。

何の目的もなく英語を勉強しても、やる気はあがるはずがない。語学は強制してやらせるものではないし、語学の勉強とは膨大な量の暗記をしなければならないのだから、強い意識に支えられた熱意によってしか習得できないものなのである。今でも受験のための英語の授業で日本国民の全員が約1,000時間も無駄にしているのである。

アメリカなどで実際に使われている決まり文句や単語を覚えるのならまだ学ぶ意味はあるが、アメリカやイギリスで使われていない単語を覚えているのが、日本の受験英語の現状なのだ。

学生時代に何も考えずに暗記する習慣が身についてしまうと、自分の頭で考えないようにしなくなる。こんな人は回りにたくさん居るのだ。なぜなら、考えるより暗記のほうが数倍も数十倍も楽だからである。

受験勉強はいかに効率よく記憶して問題処理をしていくかのトレーニングで、物事を味わい楽しむ余裕は全く感じられるものではない。

最近は文部科学省も、暗記だけの英語テストに危機感があるのか、国公立大学の入試センター試験にヒアリング試験が導入されている。しかしそれも回答はマークシート式なので、読んだり聞いたりする力を評価できるとしても、書いたり話したりすることについては評価はできない。書いたり話したりすることになって、はじめて暗記した単語をどう使うのかと自分の頭で考える部分が生まれてくる。そうしてこの2つのコミュニケーションにつながる部分でもあるのだ。

短大や大学の英文科はもちろんだが、医学部や工学部なども、将来必要と考えられる学部では、読む、書く、聞く、話すを総合的に見るテストを行うことが当然である。それ以外の学部は一般教養ではなく、英語を選択性にすれば、中学や高校の英語の授業も変わらなければいけなくなるだろう。

今のところまともな英語教育を行っているところは、マンツーマンというシステム或いはメソッドとして考えてカリキュラムを作成している英会話スクールだけであろう。大手の英会話スクールではまず考えられないことだ。