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帰国子女やバイリンガルはいい人材ではない
2012年 6月 07日(木曜日) 00:00

帰国子女やバイリンガルは勝ち組というイメージがなぜか日本社会にはある。

大学受験の際には帰国子女枠というものが未だにあり、有利だと思われている。しかし、今や帰国子女は珍しくなくなり、帰国子女枠は倍率が高くなり今では狭き門になってしまったのである。合格できるのは日本語がしっかりできる人というのが優先順位が高いようだ。

海外の文化や習慣に通じていて、英語と日本語の両方が学問レベルで使えるバイリンガルは、それだけで知的レベルが高そうと思われてる。実は日本語の運用能力の低い帰国子女がほとんどなのだ。それほど母国語(英語)と日本語の両立は想像以上に難しいのである。

海外に住むようになると、日本語を覚える機会がなくなってしまうので、日本語の補習校に通う子供もいるが、現地の言葉と日本語の両方を習得しなければならないとなると、相当子供は混乱するだろう。

幼いころから多言語に触れているために、どの言語もまともに話せない。理解できないようになる状態を社会言語学の世界では「セミリンガル」「ダブルリミテッド」といわれている。この問題が議論されるとき、なぜか日本に来たブラジル人の子どもについて問題視されるが、日本人の子供が海外に移住した場合でも同じ状態になるのである。

海外で生まれた日本人の子供をバイリンガルに育てようとして、言葉でうまく伝えられずにすぐにカンシャクを起こすようになるケースも多い。幼児期に複数の言葉を教えるのは、子どもの発達や人格形成をわざわざ妨害するようなものである。ビジネスで海外に家族で駐在したり移民するのはわかるが、日本に居ながら無理矢理バイリンガルにする必要はないだろう。

言葉は人格を形成する基礎となるものである。その国の文化を理解するのも、歴史を理解するのも、その国の言語を自分のものにしているからである。人は言葉によって思考するのだから、その言葉がうまく表現できないと、思考まで揺らいでしまうのは当たり前なことである。

幼いころから英会話スクールに通わせる親はグループレッスンより断然マンツーマンレッスンを奨励したい。重要なことはその担当のネイティブ講師や日本人講師がどのような人格の持ち主で英語教育についてどのように考えているかを、質問してみることである。

質問の内容は、まず英会話を学ぶことにどんな利点があるのか。そしてどのような方法で教えれば今の年齢でも英語の基礎ができるようになるのかである。この二つの質問を投げかけて考え込むようなしぐさや目が泳いでいたりしていればその講師は要注意なのでやめておいたほうがいい。