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[学校英語コラム]フリートークという英語の授業
2016年 11月 14日(月曜日) 00:00

さて、多読について熱く語ってしまいましたが、ここからお話しすることは、全て多読・多聴で英語をたっぷり浴びているという前提の話になります。



次は、英語を話すことについて話します。英語の先生は、話す活動を授業に取り入れるのに大変苦労しています。話題を決め、使う文法を決め、単語を与え、様々な工夫をします。しかし、先生が工夫すればするほど目的から遠ざかってしまうこともよくあるのです。そこでシンプルに、「2分間気軽に英語で話しましょう」ということをやります。


このフリートークは、ある先生から教えてもらったやり方です。最初は、「それだけで本当に生徒が英語を話すのか」と思いましたが、やってみると確かにどんどん話しはじめます。コツは、「間違ってもいいし、単語が出てこなければ、その部分だけ日本語でもいいから、とにかく話しつづけよう」とアドバイスすることです。


話題に関しては、トピックリストに書いてあるものから決めます。3人か4人グループで、一人が話す(Speaker)、別の一人(4人グループのときは二人)が聞きながら相槌をうったり質問したりする(Listener)、あと一人はSpeakerが話した語数を「カウンターリスト」を指で追いながら数えます。語数を数えるのは特に意味はないのですが、「2分間で今日は100語以上話せた」というような励みにもなります。


準備時間はありません。トピックが決まったら、すぐにスタートです。「2分でこれだけしか話せない、こんな間違いだらけで、日本語まじりの英語じゃ話にならない!」と思った方もいると思いますが、何の準備もなくいきなりこれだけ英語で話すのは大したものだと思います。


スピーチやディスカッション、ディベートを英語の授業でやらせている先生も多いのですが、ほとんどは生徒が書いた文章を先生が訂正し、訂正されたものを生徒が暗記して発表しているだけです。自分の言葉ではないのです。話すのではなく、暗記発表会のようなものです。いつまでたっても自由に英語を話せるようにはなりません。少なくともそういう暗記スピーチよりは、このフリートークの方が効果があると言えるのではないでしょうか。


もちろん、2人でもできます。その場合、語数カウントは別にしなくてもいいのです。「とにかくたくさん英語を話そう!」という習慣をつけるのが目的です。カウントにこだわるのは逆効果です。4人グループで、1人2分でまわしても、10分程度で終わります。今すぐ授業に取り入れることができるのではないでしょうか。


大人の方も、2~3人集まればすぐにできますよね。「日本人同士で英語を話すなんて馬鹿らしい。」という英語の先生や専門家の方もいますが、そんな声は気にせずやってみましょう。英語はグローバル共通語です。ネイティブスピーカーだけとコミュニケーションするためのものではありません。英米一辺倒主義は古い考え方なのです。


「こんな間違いだらけの英語を話していたら、いつまでたっても正しい英語は身につかない」という声も聞こえてきそうです。けれども前述したように、多読・多聴で正しい英語にたくさん触れていれば、そのうちに正しい英語に調整されてきます。


必要に応じて文法も少しずつ教えていけばいいのです。そもそも、私の生徒の話した英語は、語順はほぼ正確です。「英語は日本語と言語距離が遠いからそんなに簡単に話せるわけがない」という専門家の論を見事にくつがえしていると思いませんか。この生徒たちは、文法説明は一切受けていませんし、目的語などという文法用語も知らないのです。