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話題の英語学習法を「すぐに英語が話せる」魅力的な宣伝文句を徹底調査「スピードラーニングなどの聞き流すだけ教材」「スラッシュリーディング」

5 スピードラーニングなどの「聞き流すだけ学習法」

近年最もブームとなった学習法が、特定の音源を再生させる「聞き流すだけCD」だろう。スピードラーニングを筆頭に様々な商材があるが、本当に効果があるのだろうか?

応用力は別として、定型文を暗記するための教材としてはいいかもしれない。あとはそれに見合うだけの費用対効果が得られるかどうかだが、月額2万円でこの内容であれば高過ぎる。

また、この学習内容が自分の能力に合っているかどうかも重要なのだが、自分にとって簡単と思えるレベルの英語を、繰り返し聞いて暗記すること自体は非常にいいことだ。要は内容をきちんと理解できているかが大切。意味のわからないカザフスタン語をいくら聞いてもそれだけでは習得できないように、英語も内容を理解できていないと、いくら聞いても頭に入ってこないのだ。

何度も同じ英文を耳に入れることは学習効果はあるが、内容を理解していることが大前提で、そのためには前段階として、やはり別途基礎力をつける教材や、読み上げる内容の予習が必要となる。

スキマ時間に実践しやすいのは大きな利点だが、これだけでは学習する意味はほとんどないだろう。英会話スクールに通ってネイティブ講師にレベルチェックをしてもらい、かつそのCDに合う英語力かどうかも教えてもらうしかない。つまり、別の学習法と組み合わせて活用したい学習法といえる。


6 スラッシュリーディング


スラッシュリーディングとは、英文を意味のあるかたまり(チャンク)としてスラッシュ(斜め線)を入れ、先頭から順に読んでいく学習法だ。通常だと英文の和訳は文章ごと述語の語順が日本語と逆のため、さかのぼって英語を翻訳する返り読みをすることになる。それを避けるために、意味のチャンクごとに英文を読みながら内容をそのまま理解するというもの。

これも昔からある学習法で、そもそも正確にスラッシュを入れるためには一定の文法力が必要になる。結局基礎力を先に身につけないと意味がないのだ。ある程度の構文力や文法の知識がある上で、中間的なトレーニングとして用いることが前提となるからだ。

スラッシュリーディングの利点としていわれることが多いのが、和訳スピードが上がり、直訳に有効だということ。しかし、その点も疑問点が多い。

結局、スラッシュリーディングは一度意味をかたまりごとに和訳して頭に入れる作業をしているので、直読直解ではない。英語を英語のまま理解するには、音読を繰り返して、地道に頭に入れていく作業しかないのだ。


スピードラーニングと同じようにスラッシュの前に基礎力をつけることが前提だ。直訳への道は一つの学習法では完結しないようだ。