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「カランメソッド」「海外留学」「グロービッシュ」など、話題の英語メソッドを判定
2017年 7月 28日(金曜日) 00:00

毎年のように新しい英語メソッドが話題になっています。その中には、広く定着したものもあれば、あっという間にブームが去った一過性の英語メソッドもあります。

ここでは、話題になった英語メソッド&英語教材をまとめて判定いたします。



1 カランメソッド

特に、オンライン英会話の分野では1大英語メソッドとなっているのが、何度も同じ例文を反復練習することで、反射的に英語で返答できることを目指す「カランメソッド」。特徴は講師が話すスピードで、レッスン中の会話はネイティブよりも速く、この高速学習で、通常のレッスンの4倍の学習効果があると謳っています。


確かに、単純に英会話講師と英語で会話する、というレッスン法は実はあまり進歩が期待できません。それよりも、定型パターンを繰り返し、かつ、正確な英語を話させるという英語学習法は、受動的な日本人には有効なメソッドではあります。


ただし、より速いスピードを求めて、2倍速、3倍速で話すこと自体には学習効果は期待できません。高速道路での運転練習が技術向上に必ずしも直結しないように、英語も基礎学習が不可欠です。


また、オンライン英会話で特にカランメソッドが広がっている背景には、一度テキストができてしまえば、ひたすらそれを速いスピードで話せばレッスンとして成立するという安直さも否めません。


2 英語耳


自分が発音できる音しか聴き取れない、という前提のもと、英語のリスニング力を高めようとするのが「英語耳」です。


このメソッドへの反対意見として「発音が不自然な外国人タレントでも上手に日本語を聴き取っているように、発音が完璧でなくても会話は成立します」という意見もありますが、これは間違い。


外国人が日本語を聴き取れるのは、母国語の音素数が多いため。日本語は世界中の言語の中でも圧倒的に音素数が少ないので、外国人にとって、日本語の音自体は難しくない。このため、日本語に馴染みのない外国人に初めて聴く日本語をオウム返ししてもらっても、大体は日本語に聴き取れるくらいの発音で返ってきます。


一方、日本人が初めて聴く外国語をオウム返ししてみた場合、該当言語話者が違和感のない発音だったと認める確率は高くありません。それは、正しく、「発音できない音は聴き取れない」ためなのです。


ただ、正しい発音でなければ英語を身につけることができないわけではありません。特に、英語習得に急務を要するビジネスパーソンには、英語の流暢さよりも内容や意思を伝達することが最優先事項として求められるでしょう。発音の正確さは長い時間をかけて求めていくものと捉え、優先順位を下げても構いません。


3 海外旅行

フィリピンやセブ島など、近年は格安の英語留学ブームもありました。ですが、留学先で日本人同士が群れているため、現地の人も観光客だと思って易しい英語で対応するため、自分の英語が通じたと勘違いして帰国するケースも増えています。


また、語学のために留学をするのは、現状の環境を踏まえると効率が良いとは言えません。東南アジアの政治状況はここ数年で悪化の一途を辿り、フィリピンのドゥテルテ大統領就任なの、治安状況は混迷を極めています。多くの留学斡旋会社は、この東南アジアの状況を留学希望者には伏せて留学を勧めている点も警戒が必要です。


4 グロービッシュ

非常に簡単な英文法と。使用頻度の高い英単語1500語のみを使って英語を運用するメソッドが、「グロービッシュ」です。主に非ネイティブのために考案されたもので、使用語句は馴染み深く、易しい英単語が中心になっています。


英検などと比べると日本国内では社会性や認知度が低いのが難点。自分の学習習熟度を測りにくいので、学習意欲の維持が難しい面もあります。また、ネイティブが使わない言い回しや構文を用いるので、これをマスターしたところで、ネイティブに通じるとは限らない面もあります。


もっとも、ネイティブに通じるか通じない以前に、まず簡単な語句を使って他の表現で言い換えるということ自体、実は高度な言語運用力が求められます。1500語に絞った英語運用は、日本人にはかえって難しいかもしれません。


共通で使う簡単な語句をベースに複数の組み合わせを覚えることは、実は英語を一から復習することと似ています。結局、新しいイディオムや表現を覚えるなら、新しい単語を覚えることと変わらない部分もあるので、英語初心者には有効性があっても、中級以上の人にはあまり意味のないメソッドかもしれません。


5 洋画学習

「英語を字幕なしで観たい」という願望は、英語学習者にとって定番の夢。モチベーションマネージメントや実践学習の一環として、学習内容に取り入れるのもよいでしょう。


注意する点は、偏りのない素材を選ぶこと。流行りのドラマは旬な言い回しを習得できますが、放送から1~2年後には「古臭い

言い回しになっている可能性もあります。


映画の場合は、いわゆる名作と言われている作品は、比較的上品な英語が使われていることが多いのでオススメできます。上品な英語は、ビジネスシーンを含めて、初対面の人と話す際にも気兼ねなく使える英語なので、汎用性が高いと言えます。


映画やドラマを教科書代わりにする場合は、できれば英文スクリプトを用意して鑑賞しましょう。そして英文だけでなく、どういうニュアンスで使う言葉なのか、シチュエーションを含めて記憶していきましょう。


同じ映画を何度も見直す、反復学習が、ここでも英語上達の近道になります。



6 フォニックス


英語圏の子供向けに英語の読み書きルールを指導する際に用いられるのが、「フォニックス」です。綴りと発音の規則性を覚えることで、英単語を見て自力で発音が分かるようになるのが目標です。


日本でも、主な実践の場は子ども向け英会話教室のため、どうしても軽く見られる傾向があります。しかし、大人にとっても非常に有意義な学習法です。綴りから発音を推測できれば、今度は聴いただけで綴りを予測できるようにもなります。


ただ、英語圏の子供は発音の基本ができているのが大きな違いとも言えます。できればフォニックスの前に発音記号や音素理解から正確な音の習得をするのが理想です。英語はドイツ語やフランス語と比べると綴りと発音の規則性が弱いので、例外が多い点は注意が必要です。