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難しくなったTOEICテストのスコア別&パート別対策
2017年 3月 10日(金曜日) 00:00

TOEICテストは2016年5月に出題傾向が一部変更となりました。特に問題文全体を理解していないと回答できない問題が増えたことで、TOEICテストがさらに難しくなったという声が受講者からの声が多く寄せられました。



TOEICテストはリスニング問題100問を45分、リーディング問題100問を75分と、合計で200問を120分で解答しなければならないため、語彙や文法などの基礎英語力はもちろんのこと、それ以上に時間との戦いとなります。


そこへきて2016年からの新形式テストは、これまで以上に解答への時間と手間が必要になり、リスニング、リーディングの総合的な英語力の底上げのみならず、新形式に対応した試験テクニックや対策が必要になりました。


今回の新形式で変更・追加になったポイントは、3つ。


①口語表現が増え、状況把握が必要になった

②パート3の会話が2人から3人に増え、会話がより複雑になった

③問題文を聞き、設問の意味を読み取り、図や表を理解する問題が追加された


いずれも、より実践的な英語力を判定するテストへと姿を変えたいTOEICとしては良い変更ではありますが、受講者には厳しいものともいえます。


ここからはTOEICテストスコア別の対策をレクチャーいたします。


700点以下の場合は、何よりもまず、基礎をしっかりと固めること。TOEIC公式問題集でTOEICテストの雰囲気をつかみながら、リスニング強化を最優先に考えましょう。中級者の伸び悩みの主な原因は文法力にあるので、改めて文法書を復習してみると、意外なスコアアップにつながります。


700点から990点の場合は、新形式の問題でもしっかりと対応しなければスコアアップは難しいものです。TOEICの公式問題集の新形式問題対応編を軸に、新形式に特化した問題集もプラスしていきましょう。


TOEICに特化した学習をするときは、公式問題集1冊を繰り返し解いてみることが、結局はスコアアップの近道となります。書店の棚にはさまざまなTOEIC専門教材が並んでいて、つい目移りしてしまうものですが、中途半端な教材や見当はずれな教材も多いもの。教材の海で漂流してしまう時間があったら、公式問題集に取り組んだ方が正解です。


次はパート別の対策について。


パート1は写真の視覚情報を瞬時に読み取るトレーニング、パート2は最初のワンフレーズを絶対に聞き逃さないことがスコアアップの必須条件です。新形式になって増えた口語表現は、音声を聴く→口に出してみるを繰り返して、単語や言い回しを覚えていきましょう。


パート3とパート4は、複雑になった会話を聴き逃さないテクニックが必要となります。長文のリスニングが続くため、集中力をキープしつつ聴き取るトレーニングをしましょう。


パート5とパート6は、難問のパート7に時間を残すため、解答に瞬発力が求められます。問題を素早く解くためには、単語と文法の学習に重点を置いて、読解力を向上させましょう。また、公式問題集で実践を繰り返して、スピーディーな読解と解答をめざしましょう。


TOEICテストの中で難易度の高いパート7は、新形式になって問題数が54問に増えただけでなく、3つの関連する文書を読んで解答する「トリプルパッセージ」という難問が追加されました。とにかく時間がかかるため、設問から問題の難易度を読み取り、効率的に解答するテクニックが重要です。


この設問パターンは3つあり、設問の答えがピンポイントで問題文の中にあるタイプの「ピンポイント型」は、説問全文を読まなくても解答できます。「What is indicated (―about ~?)」のように「広く読む型」は設問の難易度が高いのでTOEIC初心者は捨てて次の設問に目を向けた方がいいでしょう。設問に「NOT」が入っている問題も広い範囲を読まなければならないので、やや時間を取られるでしょう。