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英会話スクール廃業のシナリオ① 入学希望者はどこへ消える?
2011年 11月 18日(金曜日) 00:00

廃業した英会話スクールの受講生はどうなるのでしょうか。

NOVAやジオスで起きた例を見ると、ジー・コミュニケーションは3年でも赤字は解消できず、他の企業に運営権を売却してしまいました。その後、また自分のところに運営権は戻ってきました。現在は自分未来教育株式会社が運営しています。このように、ジオス閉鎖の時と同じくグループの系列校が近くにある場合などは、そちらに吸収合併されるということになります。


当然のことですが、大手の英会話スクールは「廃校」とする前に、在学生のためにこのような様々な救済措置を試みることになります。あるいは、そういう道がない場合でも、スクールの責任の一つとして在学生を希望によって他スクールに「移籍」させることがあります。つまり、他スクールへの「編入」ということです。


現実には、この編入は大いに可能性のある方法だといえるでしょう。というのも、経済産業省や文部科学省ではNOVA閉鎖後に社会問題化して対処がうまくできなかったこともあり、マンツーマンレッスンはマンツーマンレッスン専門校に編入するようにします。


また、グループレッスンの場合は、マンツーマンレッスンを3倍のレッスン料と考えて編入させるのもいい方法ではないかと思います。英会話スクール側からすれば、責任を持って役務は継続させる、ということです。


2011年3月11日に起きた東日本大震災の影響で、東北、関東にある英会話スクールは約20校閉校となりました。これはスクール側にとってかなり厳しい道となります。たとえば他スクールへの編入を希望せず、通っていたスクールへレッスン料を払い続ける生徒が一人でもいたとします。すると、そのスクールはその一人のためにスクールとして存続しなければなりません。廃校とするわけにはいかないのですが、現実的に不動産の価値も下がり、テナントとして使用できる物件も見当たらないことを考えるとオンライン、または通信教育になります。


経営破たんの場合は、何から何まで人手にわたっているのに、「スクール」を存続させなくてはならないというのは、かなりつらく厳しい話です。それでも生徒に対するスクール側の責任は、最後まで果たさなくてはならないのです。